Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

朝のニュースがおかしい

今はあまり見かけなくなりましたが、数年前、ニュース番組が新聞を読む番組に変更になっていました。各種の新聞をボードに貼り付け、赤鉛筆みたいので線を引き、アナウンサーが読んでくれるのです。 「あのね、新聞って言うのは、絵本じゃないんだからさ~。…

ストーカーも人間だから・・・

「ストーカーって怖いね」と、ドラマを見て思いました。 ドラマの中では、もう、どうしようもないくらいつきまとっています。 これが、現実に起きたらどうしよう・・・。 まあ、そんなにつきまとわれることもないんですけどね。 でも、怖かったので、ストー…

整理整頓の理由

職員室には様々な人がいます。みんな同じ「教師」ではありますが、みんな違います。その違いは教室にも自分の机にも表現されています。 今回のお話は、職員室の机です。物が散乱している人もいれば、きちんと整理整頓されている人もいます。ちなみに、私はそ…

初任時代の学び 第4回【意志を受け継ぐ者でありたい】

初任の頃にお世話になった学校には、魅力的な先生がたくさんいました。私が未熟だったからそう見えたというわけではありません。今考えても魅力的だったということを確信しています。 退職間際の林先生という方がいました。担任を持たず、主にサポーターとし…

「不登校」と「ひきこもり」 第2回 ~自分の認識を確認する作業~

(2020.6.07 加筆・修正) 不登校やひきこもりは、家族にとっても当事者にとっても、そして結局は社会にとっても深刻な問題です。深刻というのは「悪い」ということではなく、さまざまなところで影響が出てしまうということです。ですから深刻な問題というより…

くだらない③ 「ボランティア活動」

くだらない話を書くのもくだらなくなってきたので最後にします。 まず、最初に誤解の無いように言っておきます。 「ボランティア活動」はくだらなくないのです。奉仕の精神は素晴らしいのです。その崇高な「奉仕の精神」を私的利用しているという事例が「く…

くだらない② 「デビュー」

また大学生の頃の話です。 大学にはくだらない話が多いのかもしれません。 きっと、高校と違い、地元を離れて自分の立ち位置に迷走するからでしょう。 ある日、私の友人がやや偉そうになりました。 どうしてそうなったのかは分かりません。 妙にトゲトゲして…

くだらない① 「飲み会」

大学生の頃、自由を手に入れた青年達は、飲み会を頻繁に行うようになります。 真面目に勉強して大学に入った人も、そうでない人も、新たな出会いを求めてなのか、飲み会を頻繁に行うようになります。お金がない代わりに、自由な自宅を手に入れた学生は「宅飲…

物の価値はどれぐらい必要かで決まる 第1回【パソコン】

私がまだ大学生だった頃、Windows95の時代です。 世の中はワープロからパソコンへの移行期でした。 その当時ワープロは6万円~13万円ぐらいの価格で、パソコンは20万円ぐらいです。さらに、ノートパソコンというのは出始めて、ちやほやされて…

物の価値はどれぐらい必要かで決まる 第2回【一人暮らしの夢】

地元の友達が帰省していたので、久しぶりに地元の居酒屋に行き、2次会ということで、飲み屋に行ったときのお話です。 若い女の子(その店の娘)が私たちの席に着きました。 彼女は、間もなく札幌で一人暮らしをするとかで、夢を膨らませています。 「私、は…

「不登校」と「ひきこもり」  第1回 ~現状を把握する作業~

「2018年の不登校(小中学校を30日以上欠席した児童・生徒のこと)の数は16万4千人を越え、98年度以降で最多となった」という朝日新聞の記事を読みました。 そろそろ、この不登校に関する本当のことを書こうと思ってはいるのですが、説明しきるには相当の労…

コミュニケーションスキル④ 「言葉」

コミュニケーションを発生させる道具の1つが「言葉」です。 当たり前のようですが、読み落としがあるといけないので強調します。 コミュニケーションを発生させる道具の1つが「言葉」です。 「言葉」は道具の1つに過ぎないということなんです。 では、他…

あかちゃんおうさま 「超オススメ絵本」

以前、名作絵本で紹介した「あかちゃんおうさま」を購入しました。 大きな書店で探してもなかったので、ネットで発注です。 これは、本当にすばらしい絵本です。 読み返す度に、たくさんの愛を感じます。 主人公はあかちゃんです。 あかちゃんは生まれながら…

「偽物」には2種類ある

世の中は、偽物の評価を低くつける傾向があります。 偽物のことを「まがいもの」ということもあります。 私は便宜上、「偽物」と「まがいもの」を区別して使用しています。 便宜上なので、本当の意味は、ちょっと調べてみないと・・・。 コピーはオリジナル…

「不審者」対策

「不審者情報」というのが学校で共有されています。同じ地域の不審者情報は、すべて全学校に連絡が届くようになっています。子ども達にはどうしたらよいのかを教えますが、それだけで十分なのでしょうか。もちろん、これで万全だということはないのでしょう…

初任時代の学び 第3回【出過ぎる杭でありたい】

初任の3年間は、本当にたくさんの先輩教員たちにめぐまれました。そして、自分なりに多くのことを学ぶ機会を頂きました。ああいう先生になりたい、この先生に追いつきたいなどなど、憧れも持ちましたし、なにより子ども達に良い影響を与えられる教師であり…

本のタイトルが最近おかしい

(2020.6.08 修正) 学校には、業者さんが毎週来てくれます。主に学習用品や教材の注文を受けるためにわざわざ来てくれるのです。そして、様々な商品を教えてくれるのです。 ありがたい。 チラシも持ってきてくれます。そのチラシの中には、最新書籍の広告もあ…

「何」を聞くかではなく「誰」に聞くかが重要です③ 「パワーストーン」

温泉街の一角の古びたお店、何が売っているのかな~と覗くと、たくさんの石がおいてありました。クリスタル、エメラルド、アメイジングなどなど。 石には詳しくない私にとっては、何が何だかわかりません。 中には汚らしい石もあるし、水晶のように丸く加工…

「何」を聞くかではなく「誰」」に聞くかが重要です② 「熊の木彫り」

色々ありまして、熊の木彫りに興味をもちました。 ちなみに、熊の木彫りは北海道のお土産品として、かなり売れた時期があるらしく、昔の家にはたいてい一匹ぐらいいました。 ある日、温泉街のお土産コーナーで熊の木彫りを見ながら、彫り師さんとお話をして…

「何」を聞くかではなく「誰」に聞くかが重要です① 「学級経営」

私は常々、若手教員に伝えていることがあります。 まず、自分で聞きなさいということ。 これは、主体的です。そして、自分で聞くと興味を持って聞くことができます。さらに自らが問いを持って聞くことで、自分が欲しい答えが返ってくるため、吸収されやすい…

知っておくと役に立つ言葉 「勇気」

「勇気という言葉を最後につけたら、何でもポジティブに聞こえるものです」 もともとは「化物語」というアニメでの台詞なんです。登場人物のひとりがそう主張するのに対して、主人公は「そんなはずはない!」とバトルを始めます。 結局、「勇気とつけたら何…

知足

知足とは、「足るを知る」ということです。 記事が100に到達したので、本当の事を書きます。 でも、難しい話なので、信じなくてもかまいません。 仏教では、「足るを知りなさい」と教えています。 仏教というか、お釈迦様ですが・・。 厳密には、日本に伝え…

今日、学校に来て良かったね!

6年生の担任教師がお休みだったので、補欠授業に入りました。 道徳の授業です。 牧野富太郎という人が植物図鑑を創り上げるお話で、この人のことをどう思うか?ということを発問しました。 「すごい人」 「うん、そうだね。で、どうしてすごいの?」 という…

子育て 「安定型に育てるのが難しい本当の理由について理解した」

子育てで目指す最高峰の場所は、子どもを「安定型」と呼ばれる場所に導くことです。これは愛着の問題なのです。多くの育児書が示す到達点になっているので、どの本を読んでも同じ方向を示しています。 ですから、以前の記事で、そのようなことを書きました。…

規律を乱す者

先日、家を出て空を見上げると、鳥の群れが飛んでいました。 綺麗なV字のフォーメーションで規律正しく飛んでいます。 「へー、鳥ってすごいなー。こんなに美しいV字隊形を組めるなんて・・・」 と感心して見入ってしまいました。 調べてみると、鳥のV字…

吃音(後編)

いよいよ最後です。30年来の友達のことを紹介する最後のページですので、なんとなく寂しいような・・・・。夕食を食べ、お風呂に入り、ちょっと仮眠したので、気合いが入っています。さあ、はじめましょうか。 「吃音」が出そうなときの対処方法 自分がそう…

吃音(中編)

「吃音」という解明されていない現象 さて、中編では「吃音」とは何なのかを詳しく説明します。知識として知っておいて損はありませんから。まず最初に知っておいてほしいことは4つあります。 1つ目は、「吃音」になる原因は解明されていないということで…

吃音(前編)

教師でありたいのなら、知っておくべきことの1つに「吃音」があります。 ある一定の割合でいます。昔からいますし、今もいます。 ただ、本人は隠そうとするので、分かりにくいかもしれませんが、教師を続けていくと必ず出会いますし、長くつきあうと気付き…

子育て 「寝ない子」

たくさん遊んだのに、夜寝ない。毎日楽しそうに遊んで、全く眠ろうとしない。そんな悩みに対する答えを私なりに見つけたという記事です。

初任時代の学び 第2回【導く者でありたい】

初任1年目、私は2年生の担任をしていました。そして、おおいに頭を悩ませていました。学級が落ち着かないのはもちろんですが、それよりも授業です。毎日あるのです。・・・当たり前ですが。 授業準備なんてできっこないくらいに日々の業務に追われ、帰宅時…