Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

2021-01-01から1年間の記事一覧

愛には危うさもある

私の中ではもう名作入りしている「アンという名の少女(赤毛のアン)」の中の名シーンを紹介しながら、私見を述べてみるシリーズも3回目になりました。本当にお勧めです。huruに入っているのなら最初から観ることができるので是非観てみてください(他のでも…

仏は誤用されている

仏とは仏教であり、ブッタであり、書籍によれば実在人物です。 よく「神様仏様」と言いますが、別物です。 神は人ではなく、仏は人です。 厳密に理解すれば、それらは同じということにはなりますが、分かりやすいので仏陀は人であるという前提でお話を進めま…

大人買いの条件

いきなりですが、「大人買い」って素敵ですよね。お金のことなど考えず、欲しいものをまとめて買っちゃうんです。私がよく「大人買い」するのは「うまい棒」ですが、今回の記事は「大人買い」を楽しめるようになるための必須条件を掘り下げて考えてみます。…

冬休みに賢くなる方法

いよいよ冬休みになりました。学校では「冬休みのきまり」とか「冬休みの過ごし方」なんてプリントを配布します。そこには「規則正しい生活をしましょう。」というような事が書かれています。まあ、それはその通りなので、異論はありませんが、ちょっと違う視…

不登校の理由の3割は担任と合わないから?

仕方がないのだけれども、そしてそれも通過しなくてはいけないのだけれども、少々困惑というか、あきれているというか、落胆しているというか、言葉はなんでもいいのですが、報道に怒りすら感じています。 先日、ニュースを見ていましたら、不登校の原因の3…

泣いていいんだよ

NHKで放送されている「アンという少女」というドラマが秀逸です。もう、たくさんいいこと言っています。感銘を受けたシーンがたくさんあるので、何回かに分けて私見を書いてみます。以前、ステイシー先生の言葉「人は見たいものしか見ないのよ。」に関する…

集中力のある子に育つために・・・

どうすれば集中できる子に育つか。そんなことをテーマに学級懇談会で話をしました。結論から言いますと「子どもが夢中になっていることを止めないこと」です。夢中になっていることを止めないと、どうして集中できる子に育つのかをできるだけ分かりやすく説…

コロナワクチンのデマというデマ

NHKの報道特番(クローズアップ現代)を何気なく見ていたら、文句を言いたくなりました。テレビ番組に文句を言うのは、すでに老人であるというご意見もありそうですが、あえて踏み込んでみることにします。なぜなら、物事を片方からしか見ない人たちが増…

それは同じ人です

私個人の事を言えば、私は良い教師であり、同時に悪い教師であるみたいです。もう少し分かりやすく言えば、2通りの言い方があります。 ある人にとっては私は良い教師であり、ある人にとっては私は悪い教師であるという違う人物から見た言い方。 もう一つは…

心と身体は一体であることについて

3年生の保健の授業で「けんこう」について授業しました。健康というのは、掘り下げていくとかなり奥深い内容ですが、3年生にどのように伝えると分かるのかを考えながら授業を進めてみました。その一部を紹介します。保健の授業だけでなく、「健康って何だ?…

読書がたどり着けない場所

読書は大切です。これに異論はありません。しかし、読書すればたどり着けるかと聞かれれば、たどり着けない場所があるというのが私の至った答えになります。読書がたどり着ける場所とそれだけではたどり着けない場所がある。今回はそんな真面目な記事です。…

子ども中心を考える

子ども中心とは一体どのような状態なのか。 たいていの家庭では、子どもが小さければ小さいほど、子どもに左右されるので子ども中心の生活になっていると思っています。しかしそれは、生活全般において子どもが優先されているということで、子どもの思いが中…

子どもが元気な時

「元気」という言葉はひどく曖昧です。そして、多くの人たちがよく分かっていません。「元気な挨拶」や「元気よく遊ぶ」は一般的によく使われていますが、では「静かな挨拶」や「静かな遊び」は元気がないのかと言えば、そうとも言い切れません。また、「元…

「経験」と「体験」

本当に理解するためには「経験」するしかありません。「経験するしかない」ということが腑に落ちるには、やっぱり「経験するしかない」ということを「経験」する必要があります。もう結局、何でも「経験」なのです。このことが分かると、教育現場での指導の…

同じ問題はでないけど、同じような問題は出る。

子ども達に常日頃伝えているメッセージがいくつかあります。 そのひとつが「同じ問題はでないけど、同じような問題は出る。」という言葉です。この言葉を本当に理解し始めた子ども達から、問題を間違えることが減り、学習したことをよく覚えるようになってき…

左利き

左利きの人はどこか神秘的で美しい。 その人は生まれつき左利きである。 社会は右利きを中心に作られているという理由から 左利きは右利きに修正されることはあるが、 それは右を使えるようになるというだけであって、 本質的にその人は左利きである。 左利…

察する力

察する力は、全てには理由があると考える事からはじまる。 否定せず、肯定したときに、察する力は発動する。 そういうものである。 それは迎合することではなく、忖度とはほど遠い。 相手を知ろうとする試みであり 相手を全面的に受け入れようとする営みであ…

私たちは波のようであり波ではない

波は外側の影響を受けて起こる。 穏やかな天気であればさざ波となり 荒々しい天気になれば荒波となる。 私たちはまるで波のようである。 波はその波そのものに更なる影響を受け 大きくうねり やがて岸にたどり着くことで消えてゆく。 風がやみ、外側の影響が…

もう一度

もう一度経験したい。 もう一度経験できたら、やっぱりもう一度経験したい。 だからそれは繰り返す。 子どもが同じ本ばかり読んで喜ぶのも 子どもが同じ公園で遊びたがるのも 子どもが反復運動を好むのも もう一度経験したいから。 十分経験できたときによう…

守・破・離という順序は全くもって正しい。 まずは「守」 教えを守る、教えに全面的に従う。 そして「破」 やがて教えは習性となり「守」は考えられない。 「守」が習性となったとき、自らの創造力が動き始め、守をベースにしながらも「破」は起こりはじめる…

愛は軽やかに

本物の愛は深いが軽く 偽物の愛は浅いが重い。 しかし人々は、偽物の愛を本当の愛だと勘違いしているようだ。 本当の愛は軽いが故にその存在に気づくことが難しいから。 唯一、気づく可能性があるとすれば その愛を喪失したときである。 喪失した苦しみの中…

忘れる

忘れてしまいたいことは、忘れられない。 忘れようとしているうちは忘れることはできない。 しかし、忘れたくなくなったとき、ずっと覚えておきたいと願ったとき、人は忘れはじめる。それは止めることはできない。自分が忘れ始めていることに気づくことすら…

バイク乗り「あるある」3

冬が終わり、バイクのシーズンが到来しました。 天気も良く、心浮かれているので、久しぶりのバイクあるあるの続きです。 もう、第3弾になってしまいました。 バイクに乗っている人は共感できるし、乗っていない人も「へー、そういうもんなんだ~」と知識が…

完全混乱

何がなんだか分からないという「完全混乱」の経験がある人のための記事です。あるいは身近な人に混乱している人がいて、なんとか助けたいと願っている人の為の記事でもあります。ですから、混乱していない人にとっては全く必要のない内容になりますので、混…

自然から不自然へ、そして自然へ。

今日は自然と不自然のお話をします。様々な書籍を読みあさると、自然体でいることの大切さがよく書かれています。まあ、そうなのでしょうとは思います。しかし、もう一歩踏み込んでみると、その自然体は動物とは違うし、植物とも別物の自然体であることを理…

名言とは何か

名言集をパラパラとめくって、「いいこと言うね~」と感心して読んでいましたら、ふと「名言ってそもそもなんだろう?」という疑問が出てきました。名言とは何かについて分かった事があるのでお裾分けします。今回の内容に納得できたら、きっと自分でも名言…

所有できない

物を買うと所有できます。所有とは自分の物ということです。よくよく考えてみれば、物であっても所有できるということはないのですが、一時的にではあっても「自分の物」みたいな感じにはなれます。しかし、絶対に所有などできっこないことについて、ごくご…

時間圧縮

「楽しい時間はあっという間に過ぎる」と人はよく言いますが、なぜそうなのかについては理解されていません。これを「時間圧縮が起こっている」と仮に定義して、なぜ時間圧縮が起こるのか、そして時間圧縮が起こると時間拡大が起こるという一見矛盾したこと…

問題が問題に気づかせてくれる

人生には様々な問題が起こります。全て必要で、必然的に起こります。 そして、問題が起こると「それは大変だ!」となってしまうのも致し方有りません。その問題が大きければ途方に暮れることになるでしょう。しかしその問題は、突然降って沸いたわけではなく…

傾聴の限界

カウンセリングは傾聴を基本としています。ロジャーズという人が、共感的理解という理論を立て、来談者中心という考え方が基本路線となっています(うる覚えですが)。難しい理論は横に置いておくことにして、簡単に言うと「話を聴く」ということに集約され…