Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

「不登校の理由と解決策」

不登校やひきこもりで悩んでいる人を応援しています。

「不登校が急増」をどう考えるのか

不登校がコロナ禍で急増。現在、小・中学校で24.4万人だそうです。 不登校については、これまでも何度か書いてきましたので、また書くということに、若干躊躇しないでもないのですが、ニュースで気になることを言っていたので、あえてもう一度書くことにしま…

不登校の理由の3割は担任と合わないから?

仕方がないのだけれども、そしてそれも通過しなくてはいけないのだけれども、少々困惑というか、あきれているというか、落胆しているというか、言葉はなんでもいいのですが、報道に怒りすら感じています。 先日、ニュースを見ていましたら、不登校の原因の3…

「不登校」と「ひきこもり」 ~第3回 不登校は突発的には起こらない~

久しぶりにこの問題の事を書きます。 ややこしすぎて、どう説明していいのやら・・・。 そして、できれば勇気を与えたいのですが・・・。 うーん。難しそうですが、やってみますね。 不登校へと向かう道のり とりあえず「不登校」で考えます。ただし「不登校…

「うつ病」 ~第5回 薬では治らない~

精神科医へ受診すると、薬を処方されます。 飲み続けると、2週間ほどでほんの少しだけ回復してきたような気になります。 そして、しばらく休んでいる間に、自分の仕事とか環境を見直し、ストレスの少ない状態へ移行し、無事に社会復帰するというシナリオです…

「うつ病」 第4回 ~新型うつ~

どうしても書いておかなければならない内容になります。それが「新型うつ」と呼ばれるものです。実は、最近の若者を中心として多いのがこの「新型うつ」です。従来のうつの常識を遥かに超えるややこしい状態です。もちろん、回復のサポートも異なりますし、…

「うつ病」 第3回 ~配偶者ができること~

「うつ病」に関する説明は、まだまだ理解しておかなくてはならないことがあるのですが、少し急ぎのようなので、先に具体的なサポートについて書くことにします。理由を書ききれない場合もありますが、それは後でゆっくりと記事にしていくことにします。 です…

「うつ病」 第2回 ~始まりの物語~

「うつ病」は、周りから見ると「怠けている」と見られがちです。体の病気ではないため理解されず「メンタルが弱い」とも思われがちです。そして「社会人として失格じゃないか」という攻撃を受けます。 もう、全部違います。まったく違います。 人はそんなに…

「うつ病」 第1回 ~うつ病とは何か~

厚生労働省の2014年度の統計では、うつ病に関する患者数は111万6000人で、軽度の症状は72万4000人だそうです。つまり、うつで医療にかかっている患者数は180万人もいることになります。 ちなみに、その数は増え続けているようなので、2…

「不登校」と「ひきこもり」 第2回 ~自分の認識を確認する作業~

(2020.6.07 加筆・修正) 不登校やひきこもりは、家族にとっても当事者にとっても、そして結局は社会にとっても深刻な問題です。深刻というのは「悪い」ということではなく、さまざまなところで影響が出てしまうということです。ですから深刻な問題というより…

「不登校」と「ひきこもり」  第1回 ~現状を把握する作業~

「2018年の不登校(小中学校を30日以上欠席した児童・生徒のこと)の数は16万4千人を越え、98年度以降で最多となった」という朝日新聞の記事を読みました。 そろそろ、この不登校に関する本当のことを書こうと思ってはいるのですが、説明しきるには相当の労…