Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

完璧なプレゼント

完璧なプレゼント

プレゼントの価値は、もらった相手が決める。

 ある日、後輩の先生とリサイクルショップへ視察へ行きました。

 そこで、同僚に似ているジャイアンの指人形を見つけ、

 あまりに似ているから、30円で購入し、お土産でプレゼントしました。

 そのプレゼントは、とても気に入られたようで、ずっと職員室の机の上に飾られています。そんなことがあって、プレゼントとは何なのかを職員室で議論しました。

 

 高級な物はもらったら嬉しい。これ、あたりまえ。

 でも、そうじゃない物でも嬉しい。そういうこともある。

 じゃあ、その2つを比べたら?

  

 私の感覚では、普通に考えたら高級な物の方が・・・と思っていましたが、どうもそうではないらしいのです。その人にとってどうかということが大切で、 

 

 気持ちがこもっていればとか

 予想外のプレゼントとか

 自分のことを考えて買ってくれたというエピソードとか

 それを買った背景とか

 

「じゃあ、気持ちを込めて、自分の使い古したボールペンなら嬉しい?」

「いや、それはうれしくない。だって、欲しくないもん。」

「じゃあ、しずかちゃんの指人形がジャイアンより高かったとして、どっちが大切?」

「うーん、ジャイアンかな~。やっぱり最初にもらったっていうのが・・」

 

 そんな問答をしていたら、近くにいた同僚が答えを見つけました。

 

完璧なプレゼント

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 1 自分がもらったらうれしい物を(高くなくても良い)(物)

 2 自分と関係のある人(尊敬する人や仲間や恋人なんか)が(誰)

 3 自分の事を考えてくれたという背景が見えて(心)

 4 くれるなんて予想してなかったりして(驚)

 5 なんでもない日に(時) 

 6 自分にだけにプレゼント(特別感)

 

  「…だと完璧なんじゃないですか?」

 

 なるほど! と、納得しました。これですべてすっきりです。

 これ以外にも、項目はありそうですが、

 その項目が増えれば増えるほど、もらい手は嬉しいということになります。

 

 だから、物だけでも嬉しかったりするのは、 

 その物に価値があるとき。

 でも、その物に心や驚きや特別感がプラスされる程に

 そのプレゼントは光り輝くのでしょう。

 

 本当かを検証

 一緒にリサイクルショップ視察へ行った後輩には、数週間前に、自分が3度も読み返した大切な本を、これからの教育界を背負っていくために必要だと思い、プレゼントしていました。また、視察へ行った時に、一緒にふざけながら買ったキーホルダー(150円)もプレゼントしていました。

 

「どっちが嬉しかった? 素直に答えてほしい。」と聞きました。

 

 1 私が大切にしていた本   1500円

 2 ふざけて買ったキーホルダー 150円

 

 彼は、うーんと少し考えてから、

「どっちも嬉しかったですけど、キーホルダーですね。やっぱり、一緒にふざけて買ったというエピソードがあるから、なんか、気に入っています。」

 と言っていました。

 

 あげた私としては、当然、本の方が思い入れも願いも強いのですが、

 プレゼントの価値は、もらった相手が決めるのです。