先日、体力向上についての実技講習会があり、講師として参加させていただきました。跳び箱運動についての実技講習にあたり、めずらしく資料を作ってみたのですが、講習会では伝えきれない本質的な考え方について用意することにしたのです。
そうすると、跳び箱運動は器械運動の一つで、器械運動は体育の中の一つですから、体育が目指す姿を資料として用意したいなあと思ったので、「体育とは何か」と私見を書いてみました。
体育とは何か・・・
器械運動とは何か・・・
跳び箱運動とは何か・・・
こういうことが、自分なりにまとめられたのですが、「跳び箱運動とは、跳び箱を使った運動で、それ以上でもそれ以下でもない」としたところで、ふと立ち止まりました。
「体育とは何か」とか「器械運動とは何か」というのは、長文で説明しながら、最後にまとめられたのですが、「跳び箱運動とは何か」は簡単に終わりました。
それで、「~とは何か」とは何かを考えてしまったのです。
そこで、出た結論は、
何かとは、本質、真理を追究する問いです。
ですから、問いの対象が大きければ大きいほど見えにくい。
教育とは何か・・・・(教育の本質は・・・)
愛とは何か・・・・・(愛の真理は・・・)
みたいな感じです。
だから、そういった壮大なスケールの対象について、名言集なんていうのもあるんだろうなあ~とぼんやり考えてしまいました。
「天才とは、99%の努力と1%の才能である!」
なんていうのは有名ですね。
でも、名言なんだけど、真理とまでは行かないのではないかと・・・。
天才という言葉の意味を正しく解説した言葉ではないかと。
人生とは何か・・・
こんなのもたくさんの名言がありますが、真理となると、なかなか難しい。
「人生は苦しみである」
みたいなのは、そうだなあ~とも思うし、でも違うこともあるしみたいな。
だから結局、何が言いたいかというと、~~とは何か?という問いは、やっぱり真理を追究する言葉なんだなあ~と、そして、そういうことをシンプルな言葉で、さらりと言えるようになれたら、本当に分かったってことなんだなあ~とぼんやり考えたことを、つれづれなるままに書いてみました。