夏休みに、同僚の先生の自宅でバーベキューをやろう!ってことで、数名が集まりました。その席で、会話の話になりました。
前回登場した若手教員Aは欠席していたのですが、若手教員Bと若手教員Cがます。再び「会話とは何なのか」という話になったので、早速ロールプレイです。
お相手の女性教諭をDとします。
テーマは、やっぱり何でもいいので、同じ「好きな食べ物」にしようと提案しましたが、それだと話のきっかけが難しいって駄々をこねるので、仕方なくシチュエーションを設定してあげました。
【食事の後、2人で飲みに行った席の会話】です。
B「さっきのお店、何が美味しかったですか?」
D「うーん、サバの味噌煮ですね。」
B「・・・サバの味噌煮ですか・・・(少し沈黙後)サバの味噌煮って、作ったことありますか?」
D「作ったことはないけど、昔から好きなんですよね。」
B「自分も好きなんですけど、あれ、どうやって作るんですかね?」
D「さあ、どうやって作るんでしょう?」
B「サバって・・・。」
私「・・・ストップしようか。」
なんということでしょう。全く同じ現象が起きちゃってます。
お相手に興味があるのではなく、サバの味噌煮に興味がある人になっちゃってます。サバの味噌煮の作り方を論議して、サバの味噌煮を上手に作りたいのならそれでもかまいませんが、ここでいう「会話」は、あくまでコミュニケーションを目的としているわけですから、
「へー、魚好きなんですか? お刺身とかも好きですか?」とか
「普段はどんなもの食べてるんですか?」とか
「好きな食べ物はなんですか?」とか
相手に興味を持ち、どんどん話題を膨らませていけばいいのです。
その後、やっぱり何度かロールプレイを実施し、会話が上達しました。
ちなみに、このロールプレイというトレーニングは、とても効果的です。
知識として知ったとしても、それを実践するまでは本当に分かったということは起こらないし、実践しなければ、せっかくの知識も忘れてしまうからです。
特に、コミュニケーションが苦手な場合は、トレーニングということで気軽にできるというメリットもあります。