Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

縁「


 人は偶然出会ったと

 たまたま出会ったと思うかもしれませんが、すべて必然です。

 会うべくして会ったというのがどうやら真実らしいのです。

 それをご縁と言いますが、全ての出会いには理由があるということみたいです。

 

 さて、久しぶりにくだらないお話をします。

 今、ワールドカップでラグビーが注目されていますが、私もラグビー部でした。

 その時の仲間がたくさんいるのですが、高校を卒業してからは、それぞれの道を進むので、すっかり連絡をとっていませんでした。

 

 大学を卒業し、就職し、教師になってから3年目のある日、ラグビー部の友達から電話が来ました。話を聞くと、転勤で私の住んでいる地域に異動になったので、遊びに行っても良いかということでした。もちろんOKです。

 

 仕事を終え、夜になると、友達がビールを買ってやってきました。

 やあ、やあ久しぶりだね!なんて楽しみながら飲んでいると、仕事の話に。

 彼が言うには、異動で明日から仕事なんだけど、実は引っ越しをする家がまだ空かないので、2週間ばかり家がないということです。

 

「うん? 今日はどうするの?」

「だからさ、泊めてもらおうと思って。」

「うん? それはいいけど、明日からどうするの?」

「だからさ、泊めてもらおうと思って。」

「うん? 2週間、うちに住むってことかな?」

「そういうことだね。」

 

 そうして、なぜか突然同居人ができました。

 楽しい2週間でした。

 

 彼は、社会人のラグビーチームに入っていたので、ある日、私を誘いました。

「久しぶりにラグビーをやらないか?」

「うん?それはいいけど、君の入っているチームは遠い場所だから行きたくない」

「それはそうだ。だから、今のチームは辞めて、この地域のチームに入れてもらおうじゃないか。」

「うん、それならいいね。」

「とりあえず、明日は練習があるから、辞めるって言ってくるから。」

「OK OK」

 

 ということで、その日の夜、彼は遠いところまで練習に行って帰ってきました。

 

「おお、遠くまでお疲れだったね。辞めてきた?」

「いや、それがさ、辞められなかったのさ。」

「うん? 辞めるって言わなかったの?」

「いや、言ったんだけどさ、通えるって説得されちゃった。」

「うん? 一緒にラグビーするんじゃなかったの?」

「だからさ、おまえも入るってことにしてきた。」

「うん? 俺も入ったことになったの?」

「まあ、そういうことだね。」

「えっ、俺はもう、入っていることになってるの?」

「まあ、そうだね。」

 

 ということで、その後、2年ぐらい遠くまで練習やら試合に行きました。

 たくさんの出会いや経験ができました。

 

何がどうなるか分かりませんが、縁ってすごい力があると思いますよ。

人生が大きく変わるのですから。

すべて必然だとすれば、やっぱりすごいです。