温泉街の一角の古びたお店、何が売っているのかな~と覗くと、たくさんの石がおいてありました。クリスタル、エメラルド、アメイジングなどなど。
石には詳しくない私にとっては、何が何だかわかりません。
中には汚らしい石もあるし、水晶のように丸く加工されている石もあります。
しかも、結構な価格です。
ということで、店主に色々質問したところ、楽しいことが分かりました。
・日本にない石は外国から取り寄せている。
・石の価格はとれる量によって変わる。つまり希少価値の問題。
・高い石と安い石は純度の違い。
・18金というのは、つまるところ純度を表している。
・石の中に傷が在れば安くなる。
なかでも面白かったのは、
・中国で大きな水晶を10万円で買ったんだけど、本物かどうか見てほしいというお客さんがいた。まあ、分かってはいたけど、調べたら残念ながら偽物だった。あの大きさの水晶が10万円で買えるはずはないと、専門家なら常識だからね。と言う話。
見る目が養われないといけないのですね。
そんな話をして楽しんでいましたら、ある疑問が2つ。
「①ところで、石は結構売れるんですか?」
だって、高額だと万の世界、中には20万円というのもありますから。
店主の答えは
「売れるときもあるし、売れないときもある。」というもの。
「どんな人が買っていくんですか?」
「うーん、中国人はあまり買わないかな~。ヒーラーとかって人たちと一緒に来る人たちが買ったり買わなかったり。」
ちょうど良かったので2つ目の疑問です。
「②ところで、パワーストーンって言うくらいですから、やっぱりエネルギーがあるんでしょうか?」
だって、そうじゃないと綺麗だけでは売れないでしょうから。
店主の答えは
「うーん、ヒーラーとかって人は、この石はいいとか、これは御利益があるとかって言って、一緒に来ている人は買うことはあるけど・・・。私はもう40年この仕事をしてるけど、御利益とかパワーを感じたことはないな~。まあ、気の持ちようなんじゃないかな? そんなことは売れなくなると困るから言わないけどね。」
なるほど、なるほど。
たくさん話を聞いて勉強になりました。
たくさん話を聞いた上で、総合的に判断すると、私なりの結論は
「石にはパワーが宿っている」です。
理由は長くなるので割愛しますが、まあ、そういう結論に達しました。
今回のお話とこれまでのお話をまとめます。
「何」を聞くかではなく「誰」に聞くかという問題は以下のようになります。
①主体的に聞くこと(自分から聞く)。
②聞きまくること(情報収集と多数意見を知る)。
③誰に聞くかを選ぶこと。
④その誰かは専門家であることが望ましい。
そして、今回のお話で完結します。
聞いた後は・・・・
⑤自分の頭で考えよう
忘れてはならないことをもう一つ。
せっかく教えてくれたのですから感謝しましょう。
真心を込めてお礼を言うことです。
私はお礼を言って安い石を10個ほど買って店を後にしました。
その石は、我が家のチビ姫の遊び道具になっています。
きっと、石は喜んでいることでしょう。