Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

「不審者」対策

不審者対策

「不審者情報」というのが学校で共有されています。同じ地域の不審者情報は、すべて全学校に連絡が届くようになっています。子ども達にはどうしたらよいのかを教えますが、それだけで十分なのでしょうか。もちろん、これで万全だということはないのでしょうけど、学校で教えること以外にも大切なことがあります。

 

 

警察が教える不審者対策

 学校にくる情報で多いのは以下の3つです。

 

・電話番号を聞かれた。

・おやつを上げるから家においでと言われた。

・公園にあやしいおじさんがいた。

 

 児童の安全は学校としての使命の1つですから「防犯教室」という特設の授業をします。専門家である警察の方に来ていただき、防犯のための大切なことを教わるのです。

 

 基本は「いかのおすし」。

「いか」・・・いかない

「の」・・・・のらない

「お」・・・・大声をだす

「す」・・・・すぐ逃げる

「し」・・・・しらせる

 ということです。このような授業を受けると、子ども達はよーく理解したような態度を取ります。・・・本当かな?

 

 私は、これでは足りないという考えです。

 ですから防犯教室が終わった後は、必ず教室に戻ってから追加授業をしていました。担任を持つと、不審者情報があるたびに言い聞かせます。それは、

 

 

不審者は不審者だとは分からない

  不審者だって、詐欺師だって、おおよそ普通の人に見えます。

 いえ、普通どころか優しい人すら見えるはずです。

 そして、礼儀正しく、好感を持てることもあるでしょう。

 だから危険なのです。

 

 それで、とにかく集団でいることが最大の防御であること、人目の多いところで過ごすこと、夜の徘徊はもってのほかだということを教えます。

「あのね、戦っても絶対にかてないからね。」とも。

 すると、威勢のよい男子は

「俺は勝ってやる!」

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 なんて勇ましいことを言う場合もありますが、

「勇敢と無謀は違うんだぞ!」と戒めます。

  大人対子どもは、車対人ぐらいの差があります。

 とにかく「いかのおすし」は重要だけれども、もっと重要なのは危険察知能力を高めるということで、そのためには、油断しないことだということを真剣に伝えます。

 そして危険察知能力に自信がないのなら、やっぱり集団でいることと、人通りの多い道を選ぶことです。

 とにかく、知らない人は怪しいと心がけること!

 

 

 怪しい人を発見!

 ある日、放課後に校区内をパトロールしていたら、落とし物をして探している児童を発見しました。それで、車を横付けにして、

「どうしたの?」

「あっ、先生。落とし物をしちゃったんです。」

「そうか、どんなもの?」

「キーホルダーの先が取れてないんです」

「そっか、それは見つからないかもしれないね。いつから無いの?」

 なんて話をしていたら、たまたまパトカーが通りかかって、警察の方が側に止めて職務質問をしてきました。

「いえ、私は教師です。そこの学校の教師です!」

と言ったんですが、かなり疑ってました。

 

 警察の目が鋭かった・・・・。

 

 

 小さなお子さんを持つ親御さんは、必ず我が子に伝えてください。

 いくら親切そうに見えても、知らない人ならば1対1の状況にならないこと。

 集団でいれば安全だということも。

 それは、大きな魚や鳥たちから狙われている小魚たちが証明しています。

 ・・・・うん? 証明し切れていないか・・。