Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

本のタイトルが最近おかしい

本のタイトルがおかしい

(2020.6.08 修正)

 学校には、業者さんが毎週来てくれます。主に学習用品や教材の注文を受けるためにわざわざ来てくれるのです。そして、様々な商品を教えてくれるのです。

 ありがたい。

 チラシも持ってきてくれます。そのチラシの中には、最新書籍の広告もあり、その広告を見れば、今どのような本が出版されているのかが分かるのです。

 

 いつものように、何気なく見ていたのですが、ふと本のタイトルにひっかかりました。「リカバリー」というキーワードで2冊の本が出版されています。何からのリカバリーかというと、学級崩壊した後のリカバリーの方法を示しています。

「こうすれば、リカバリーできます!」と言うことらしいのです。

「うん?」

 言いたいことが2つほどあります。

 

本のタイトルがおかしい

1つ目は、すでに学級崩壊するということが前提となっているということです。

 あのね、学級崩壊をしないように努力するのが本道でしょう。そして、学級崩壊をしたならば、そこからの回復はかなり難しいです。

 0という状態から学級がスタートし、-50ぐらいで崩壊すると考えれば、回復させるためには、まず-50の状態を引き起こした原因を解消しなくてはできません。

 たとえ-50を引き起こした原因の克服に成功したとして、それでも横ばいになったというだけです。さらに+の現象を起こせる力量がついたときに、-50を0に戻し、やっと+に転じることができます。ですから予防の方が簡単で、そこを目指した方がよいでしょうね。

 きっと、その本に書かれていることができれば回復するのでしょうけれども、それができないから崩壊したのです。なぜできないかということに言及しているのなら良いのですが、おそらくハウツーになっていると予想しています。

 

2つ目は、こういう本は本当に必要な人は読まないということです。

 だって、できないのですから、読む必要を感じないはずです。

 読むのは、そのような現象を起こした人ではなく、起こさない人です。

 そもそも、学級崩壊が起こる教師の特徴の1つには、学ばないというのがあります。本を読み、実践する人は、まあ、学級崩壊はしません。

 だとすれば、本のタイトルは

「リカバリーさせるために、周りの人ができるサポート」でしょうね。

 

 

本の紹介もおかしい・・・ 

 さらに、感情に関する本もたくさん出版されていることにも気付きました。人の感情についてが注目されてきたことは良いのでしょうけれども、やっぱり気になる副題というか、本を紹介する文言が気になりました。

 

「12の感情が簡単に深く理解できる1冊」

 

 あのね、これはもう、どうしようもないくらい間違えています。

 感情というのは、ものすごーく奥が深いのです。1つだって理解するのは難しいでしょう。それを12種類もあって、簡単に、深く理解できるということは起こらないのです。

 ですから、本の趣旨として勘違いを生み出しているとうことです。

「12の感情を簡単に浅く理解できる1冊」なら納得しますが・・・。

 

簡単なら浅く、難解なら深く。

 

 これでいいのです。書籍が大衆にむけて迎合しては、書籍の価値が下がります。

 ・・・ただ、売れるためには、存続するためには仕方ないのでしょうけれど。

 

 少なくても、教師向けのチラシに書かれていると言うことは、我々教師に合わせてきているということでしょうから、教師は「馬鹿にするな!」と怒れるくらいの力をつけなければならないのでしょうね。

 

 今回の記事は、やや批判めいていますが、私は批判はしていません。

 ただ、安易な出来事に書籍は向かっているということを説明しています。

 (本当は楽しい記事ばかり書きたいのですが・・・)

 

 

 おかしなことは、本のタイトルだけではないので、関連記事を貼り付けておきます。気になったタイトルがあったら、是非読んでみてください。きっと共感されることがあると思います。

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