Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

ご当地アイドルって良いと思う。

ご当地アイドル

 札幌に出張に行ったときのことです。

 夕方に大きなビルに入って、色々とお店を視察していましたら、ゲームコーナーの一角で、なんというグループかは知りませんが、ご当地アイドルがミニコンサート?みたいなのをやっていましたので、しばらく見学してみました。

 ご当地アイドル達は、なんか一生懸命で素敵です。

 近くで見たら、お揃いの衣装もすこし着古した感じがするし、愛嬌を振りまく笑顔にやや疲労感が見られますが、一生懸命だから素敵です。

 そして、それを見ているお客さんも見てみました。

 何が入っているのかは知りませんが、みんなリュックを背負っていて、ノリノリです。私がずーっと見ていても、誰も気づかないぐらい、アイドル達にクギづけで、目が少年のようにキラキラと輝いています。だから素敵です。

 後方のお客さんは大きな望遠レンズをつけた一眼レフカメラをかまえています。アイドルとの距離は結構近いんですけどね。おそらく300㎜ぐらいのレンズ。本体よりもレンズの方が大きいレベルです。スマホでパシャリの時代に、一眼レフの高級カメラで撮るなんて、お客さんの意気込みを感じます。アイドル達も嬉しいでしょう。スマホパシャリだと味気ないですもんね。

 

 それでコンサートらしきものが終わると、一斉に券売所みたいなところに並び始めました。何を買っているのかな?握手券つきのCDかな?と思ったのですが、単純に面談券みたいなものを発売していました。

 その後、応援しているアイドルを指名して、おそらく一人5分位ずつの面談タイムです。私は少し離れたところから様子を見ていました。

 

 すると、あんなにはしゃいでいた男性陣が、アイドルの前に行くと、みんなダンディーなんです。紳士的で、距離も近すぎず離れすぎず・・・。本当はもっと近づきたいのでしょうが、紳士モードなので、やめているのでしょうね。

 

 男性が大好きな女性の前で紳士であろうとするって素敵だと思うのです。

 

 だから、今まであまり気にしていませんでしたが、アイドルの力ってすごいんだなーって感心しました。彼女たちはメジャーデビューを夢見ているのでしょうけれども、今応援している彼らたちは、メジャーデビューなんてしてほしくないんじゃないかな? だって、手の届かないところに行っちゃうから。

 あっ、そうそう、握手なんてしてませんでした。

 ただの面談です。

 そういうのも、なんかいい。

 

 今さらですが、私も面談券を買えば良かったなー。

 いくらなんだろう?