「うつ病」に関する説明は、まだまだ理解しておかなくてはならないことがあるのですが、少し急ぎのようなので、先に具体的なサポートについて書くことにします。理由を書ききれない場合もありますが、それは後でゆっくりと記事にしていくことにします。
ですから、とりあえずです。
本当の回復には、まだまだ知っておくと良いことや、支援する具体策の原理を理解しなくてはなりません。また、最終的には支援者自身のこともあります。
もう、毎回書いていますが、本当にややこしいのです。
配偶者ができる支援
いきなり絶望的なことを書いてしまいますが、配偶者による支援は極めて困難です。不可能とまでは言い切れませんが、相当難しいと考えて間違いありません。そもそも結婚した理由も関係していますので根が深いです。
配偶者が「うつ病」を患っている嫁、もしくは夫を支援するのは困難。
まずは、このことを頭の片隅に入れておいてください。のちのち重要になります。
相当重要です。
では、できることはないのかというと、そうでもありません。
配偶者が相手を支援するのは困難である と言ったのです。
つまり、他人を変えることはできないという普遍的な事実なんです。
これは、「うつ病」に関わらず、すべての人間関係において普遍的な事実です。
でも、自分を変えることはできます。
今のところ、とりあえずはこれしかありません。
では、何を変えるのかというと、思考を変えるのです。
簡単に書いてしまっていますが、これを実践するのはかなり難しいし、理解するのも難しいです。でも、上手にやろうとせずに、自分なりに、それなりにならできます。
具体的にどういう行動をすれば思考が変わるのかを説明します。
①「自分は幸せだ」ということにしてください。
もちろん、そんな気にはなれないでしょう。でも、思っていなくても幸せだということにできます。それは言葉の力を借りることです。
「自分は幸せだ」と何度もことあるごとに声に出してください。
信じられないかもしれませんが、言葉には相当なエネルギーがあります。
配偶者にも聞かせ、お子さんにも聞かせてください。
ポイントは、思っていなくてもいいのです。
言葉として発動させればOKです。
すると「引き寄せの法則」が発動します。
配偶者には「私は役に立てている」という強いメッセージを与えます。
②「ありがとう」を連発してください。
もちろん、そんな気にはなれないでしょう。でも、思っていなくても言えばいいのです。言っているうちに、本当にそう思えてくるかもしれません。
朝、不機嫌そうに起きてきても、「今日も起きてきてくれてありがとう」
昼、ただただ寝ていても、「いてくれてありがとう」
存在をあるがままに感謝していきます。
すると「因果の法則」が発動します。
配偶者には「私は感謝される存在なんだ」という強いメッセージを与えます。
③決して心配しないでください。
詳しくは、前に書いた記事「心配しないのが愛」で書きましたので、そちらを参照していただきたいのですが、一切の心配をやめてください。心配すると
「私は心配される存在なんだ。ダメな存在なんだ」というメッセージを与えてしまいます。ですから、心配の代わりに「応援」をしてください。そもそも、心配してもどうにもなりませんし、本人だって心配されたくなんてないのです。
④いつも笑顔でいてください。
もう、こんなのは相当難しいです。だって、笑顔なんて、今の状況を考えたら…となってしまいます。でも、やっただけ効果はあります。
不機嫌に伝染力があるのなら、笑顔にも伝染力があります。
家の中の空気が重いのは、その空気を生み出している人がいるのですが、その逆もまた出来るということになります。良い空気を出す人がいれば中和されます。
⑤とにかく話しかけてください。
またまた難しい作業です。だって、話なんかしたくないでしょうから。でも、話しかけてください。そして、何か言っても判断しないでください。ただ共感すればよいだけです。言葉で攻撃してきても、決して反撃せず、「そう思うんだね」と共感するだけです。もしも、会話中に間ができたら、それはチャンスです。その間を怖がらないでください。自分の内面と対話をしている証拠ですから、ただ待てばOKです。
あまりたくさん書くと混乱しまので、今回はこれぐらいにしておきます。
支援するための重要項目
私が書いた思考を変える方法はどれも難しいです。
そもそも、なぜ思考を変えるのかという説明も不足しています。
でも、きちんとした理由があるので、安心してください。詐欺ではありませんから。
1つ目のポイントは、難しいという理解です。
これは、やってみたら分かります。理解したということは、行動してみたということですから、ポイントとしてはかなり大きいです。
2つ目のポイントは、できそうなことをやってみてください。
いきなり5つ全てなんて、到底無理です。
でも、1つでもやれば、やっただけ、何かが変わります。
もちろん、自分なりにアレンジしてもOKです。
3つ目のポイントは、あせらないでください。
効果が出始めるまでには、最低3ヶ月かかると思ってください。
そもそも、配偶者が支援者となること自体が難しいのですから、それぐらいの覚悟は必要です。行動が結果となるまでには、必ずタイムラグがでます。なぜタイムラグが発生するのかも、きちんとした理由がありますが、説明が長くなるので、また今度の機会に(そんなのばっかりですね)。
4つ目のポイントは、必ず行動に移してください。
知っているだけでは何も始まりませんが、行動すれば変わります。
そして、上記には書いていませんが、やってはいけないこともあります。
それは、不平、不満を言うことです。
言葉の力を借りると私は言っていますが、当然その逆も起こります。
つまり、不平、不満を言うと、それもまた負のエネルギーとなります。
ですから、やっぱり「自分は幸せだ」ということにするのが一番良さそうです。
5つ目のポイントは、決して相手を変えようとしないでください。
相手を変えようとした瞬間、「私はダメなんだ」というメッセージが伝わります。最初の方に書きましたが、相手を変えることはできません。自分が変わるだけです。その結果、相手も変わるということが起こるのですが、この辺の理解がまたややこしいのです。とりあえず「相手を変えようとしない」だけ覚えてください。
「うつ病」の記事は第3回になりました。本当は順番に説明した方がよいのでしょうけど、それだと具体的な対策の説明は第7回とかぐらいになってしまいます。ですから、大切な説明をかなりとばしての今回の記事となっています。
前にも書きましたが、私は応援するためにこの記事を書いています。
かならず回復しますから、信じていいですよ。