タイムラグ問題1で、だいたい書いたつもりだったのですが、リクエストがありましたので、もう少し詳しく書こうかな?と、そういう気分になりました。
タイムラグは、日常生活で考えれば、あらゆる所に存在しています。
・スポーツの練習と結果
・ダイエットの取り組みと成果
・食事と健康
・子育て などなど。
今取り組んだことが、明日すぐに結果となるということは、ほとんどの場合は起こりません。これが何を意味しているのかというと、「技術はそういうものだから、努力しなさい」というではないのです。技術でもそうなんだから、「思考」もタイムラグがあって当然なんですよとお伝えしたいのです。
多くの人が勘違いしていますが、「思考」は形がないから、すぐに結果があらわれるんじゃないか?と思いがちです。だから、世に出回っている啓発本を読んだら、自分もそのような考え方ができるようになったと思いたくなっちゃう。でも、そんなに簡単なことではないということなんです。
むしろ「技術」の方が簡単かもしれません。だって、結果が少しずつ出てくるのですから。でも、「思考」はそもそも形がないので、自分で自分に問いかけながら判断していくしかないというくせ者なのです。
しかし、共通していることは、タイムラグが存在しているという事実です。
それで、次のような事が多くの人のところにやってきます。
①啓発本をたくさん読んで学ぶ(知識習得)
②他の啓発本もたくさん読んで学ぶ(知識習得)
③なんか、できるようになった気になる
④ちょっとやってみる(行動)
⑤思うようにいかない(思考)
⑥新しい啓発本を読んで学ぶ(知識習得)
これは、本がたくさん売れるということですから、経済的には望ましい姿でしょう。でも、自分自身が進むためには、そんなにたくさんの本を読まなくてはならないということも、実はないのだと思います。私もたくさん読んでみましたが、結局同じ所に行き着きますから。
では、このタイムラグ問題をどのように考えるのかというお話をします。
まずは理解です。
人間の思考というのは、私の知る限りでは4つに分かれています。
深い方から 感情 → 思考 → 言葉 → 行動 です。
※厳密には言葉と思考はセットです。全部で3つになるので、三位一体と言います。
感情はどうにもなりません。どうにもならないとは、変えようとして変わる代物ではなく、変わるときは勝手に変わるということです。難しすぎるので、今回の記事では触れませんね。とりあえず横に置いておきましょう。
問題は、「思考」と「言葉」と「行動」です。
実は「思考」も強敵です。本当は敵でもなんでもないのですが、変えようと思って簡単に変えられるものではないということです。長い年月をかけて培われたものですから。多くの書籍では「思考を変えなさい」と言っていますが、それができたら苦労しません。
そこで、残る2つにアクセスします。つまり「言葉」と「行動」です。
この2つを良識的な専門書の通りにやってみると、最短で3ヶ月後ぐらいに効果がでます。どんな効果なのかということについては、人によって変わるので割愛します。
でもね、その3ヶ月が待てないのです。どうしても元々自分で持っている「思考」に引っ張られてしまうということが起きてしまうんです。
だから難しいのです。
次に実践です。
「思考」も「言葉」も「行動」もエネルギーなんです。
どういうこと?と聞かないでください。説明が長くなって書ききれません。
だから、エネルギーだということだけを知っておいてください。
それで、大きさが違います。
小さい方から 思考 → 言葉 → 行動 となっています。
つまり、行動のエネルギーはすさまじいということです。
ちなみに、言葉のエネルギーもすさまじいのです。
ラーメン屋さんに入って(チャーハンが食べたい!)と「思考」してから
「味噌ラーメンください」と言うと、きちんと味噌ラーメンが出てきます。
まとめます。
タイムラグは、どの分野にも存在します。
存在する理由は、良いことも悪いこともその方が都合がいいから、そのようなシステムになっているということです。
それで、「思考」は強敵だから、「言葉」と「行動」を変えると、最短3ヶ月ぐらいで効果が実感できますよというお話でした。
でも、難しいですよ。
書籍では「簡単にできます!」みたいに書いちゃってますが、そんなことはないでしょうね。「難しいです!」と書いちゃった方が、みんなやる気になるのかもしれません。
子育てだって、ダイエットだって、恋だって、スポーツだって、簡単なものはありません。思考だけが簡単だということがありますか?
そんなことはないし、思考の方が難しいというのが私の至った真実です。
ダイエットで3ヶ月取り組める人なら、できるかもしれませんので、応援しています。でも、ダイエット3ヶ月っていうのも、実は結構きついですよね。
コツは、楽しんでやることです。
楽しくないことは、たいてい長続きしません。