太陽の光を浴びるとなぜか元気になれます。
普段意識していなくても、数日間曇りの日が続き太陽が照らなければ、どんよりした気持ちになるでしょう。
太陽は人々に意識されなくても、ただ存在しているだけでエネルギーを与えてくれているのです。
太陽は我々になにを与えてくれているのでしょうか。
もし太陽のような人が側にいるのだとしたら、その人は何をしているのでしょうか。
最大の援助とはエネルギーを呼び起こすこと
『人を動かす賢者の名言』という本があります(池田書店 2019.9.25/発行)。
たくさんの名言が書かれているのですが、その中から「援助」に関する名言を紹介します。
我々が悩める人に与える事が出来る一番正しい助力は、その人の重荷を取り去ってやることではなく、その人がそれに耐え得るよう、その人の最上のエネルギーを呼び出してやることである。
(スイスの哲学者 カール・ヒルティ 『希望と幸福』より)
一般的には、援助は助けることと認識されがちです。
手伝うとか、代わりにやってあげるとか、教えるとか、共に歩くとか・・。
資金援助というのもその1つでしょう。
これは現実社会に起こる「見える世界」に関してのことです。
「見える世界」つまり現実社会で起こる現象への援助は、身体をつかった援助で十分助けになれます。しかしここで言うところの援助は、もうひとつの側面についての援助の仕方を短い言葉でまとめているのです。
「我々が悩める人に与える事が出来る一番正しい助力は・・・」
悩める人と限定されています。
悩むというのは、身体的な側面ではなく「精神的な側面」のことです。
つまり「見えない世界」への援助。
それに関しては、あくまで本人が自分で乗り越えるしかないということです。
でも、辛すぎて乗り越えられないのなら、乗り越えられるようにエネルギーを呼び起こすのが最大の援助だと言っています。
私は、「エネルギー」を「元気」という言葉で使っています。
「まずは元気にならないと何も出来ない」
「元気になるのが先です」
「元気があれば何でも出来る」
(最後はプロレス界では名言となっていますね)
まとめ
悩むことは悪いことではないし、
重荷もいらないものでもない。
全部、成長のために、その人にとって必要なものですが、もしも押しつぶされそうになるのなら、自分の力で乗り越えられるように元気になってもらいます。
人は弱い者ですが、強い者です。
うん?
わけが分かりませんね。
つまり、弱くもなりますが、本質的には強いということです。
だから、強さを思い出せばよいのではないかというのが私の基本スタイルです。
太陽が我々にエネルギーを与えてくれているように、
ただその人にエネルギーを与え、その人のエネルギーを呼びおこせるよう
最大の援助ができる人になりたいものです。
抽象的で他力本願的な記事でしたが、他力本願というのもなかなかよいものですね。
(2020.5.05 加筆・修正)
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