Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

大掃除の意味に感動する子どもたち

大掃除


 冬休みを直前に控えた2019年12月26日。

 5年生の教室で、担任不在のためお話しする機会があり、これから冬休みに向けての心構えを伝えました。

 冬休みは楽しむこと。ただし、ゲーム、スマホ、ユーチューブで楽しむと言うことではないよ。と伝えたところ、ティックトックも?という反応がありましたので、ネット全体のことだよと、むなしい解説も加えました。

 

 では、何を楽しむのか?

 上記以外のことなら、なんでもいいのです。

 

 オススメは、お掃除かな?としたところで、大掃除の話になりました。

「みんなの家も、大掃除するでしょう? するって言う人は手を挙げて」

 これはもう、全員手を挙げる・・・・かと思ったら、半分しか挙がりません。

 あれ?

 

「大掃除しないの?」

「しない」

「・・・・・・した方がいいよ。」

「・・・・・・。」

 

 だいたい教師が言うのですから反論できませんよね。しかも、した方がいいし。

 でも、子ども達の表情は「はてな?」です。

 どうして掃除が良いのかさえも分からないみたいです。

 

 あんねー、大掃除をすると、みんなは信じないかもしれないけど、神様が喜ぶんだよ。神様が家に来てくれるんだけど、汚かったら帰っちゃうよ。門松とかを家の中に飾るっていう話を聞いたことあるけど、あれは目印だから玄関に置くんだよ。

 

 こんな説明をすると

「なるほどー!」という声があちらこちらから聞こえてきました。

 

「神様っているの?」

「まあ、いるっていうことに大昔からなっているし先生はいると思っているよ。」

「どんな神様が来てくれるの? あの船に乗っている神様?」

「ああ、七福神ね。それもくるかもね。」

 

「じゃあ、急いで掃除しなきゃ!」とはなっていないようでしたが、私とのわずか10分ぐらいの対話によって、もしかしたら大掃除をする子が出てくるかもしれません。

 

 ちなみに、ちょこっと調べてみたら、本来は12月13日のすす払いが起源で、12月31日は一日飾りの日で掃除はしないそうです。さらに1月1日はタブーなんですって。神様が来ているのに、掃除してたらダメってことらしいです。

 

 

 それにしても、この年末に一番お伝えしたいことは、別にあります。

 数多くのご家庭に伺ってみて、確信していることがあります。

 それは、問題が多そうな子どものお家は、恐ろしく汚いということです。

 ちなみに、恐ろしく綺麗なお家も危険です。

 

 子どもが生き生きしているお家は、ほどよく散らかっていて、子ども達の生活の様子が伝わってきます。そして、教室が汚かったら子ども達の心が乱れるように、お家も汚すぎると子ども達の心が乱れます。

 

 ほどよく綺麗で、ほどよく散らかっているお家、素敵ですよ。