Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

新型コロナでも卒業式

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前例のない卒業式

 

 もう、随分前のことのように感じますが、3月下旬、6年生だけの短縮卒業式を行いました。保護者の入場はなく、在校生からのお祝いメッセージもなく、わずか15分間の卒業式でした。本校では、せめてビデオ撮影をして、保護者にプレゼントしようということになり、私がビデオ係&編集係に任命されました?。

 

 朝、教室に行くと、中学校の制服に身を包んだ子ども達がマスクをして次々に登校してきました。マスクのせいで、顔の半分は隠れていますが、どの子も嬉しそうにしています。

 そして、久しぶりの友達と会った嬉しさから、

「久しぶり~!」なんて言いながら抱き合っています。

 濃厚接触です。

 

 卒業式練習もなく、リハーサルもないまま、短縮卒業式が始まりました。

 一人ずつ名前を呼ばれ、その場に返事をして立つだけです。

 でも、どの子も気持ちのこもった返事をしていました。

 

 代表者だけが卒業証書を受け取り、あっという間に退場です。

 本当は2メートルくらい空けて、ゆっくり退場してほしいのですが、練習をしていないので仕方ありません。ぞろぞろとあっという間に退場してしまいました。

 

 教室に戻った子ども達に、中学校へ向けた豊富を全員に聞き、ビデオに収めました。

 たいていの子は「勉強をがんばる!」とにこやかに答えていました。

 

 新型コロナウイルスへの対応から、教室での時間も短くし、子ども達を学校の外へ送り出します。児童玄関前には保護者の皆さんが嬉しそうに待ち構えていました。

 そして、立て看板の前で写真を撮ったり、玄関に出てきた担任と最後のお話をしたり、全員が笑顔で過ごしていたのですが、そのうちに、記念撮影会が始まりました。

「せっかくだからマスク外して」と保護者の要望に応え、子ども達は嬉しそうにマスクを外し、思い出の写真を撮っていました。

 そのうち、「やっぱりみんなで撮りたい!」みたいな感じになり、卒業式の中ではできなかったクラスの集合写真なんかも撮り始めました。

 はっきりいって、学校の配慮なんて、ほとんど意味がなかったような気がします。

 でも、それでいいのだと思うのです。

 だって、保護者がみんなOKを出しているのだし、学校としては一応配慮したのだから。

 

 

 今回の異例な卒業式について、私は残念だとは思うのです。でも、それはそれで思い出になったのではないかな~とも思うのです。そして、やっぱり子ども達は学校が好きなんだな~と改めて実感したのです。

 

 結局、普通に卒業式をやった場合と同じくらいの時間に、みんな満足して帰って行きました。

 担任は「寒かった~」と言っていました。