Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

魔法の言葉 「自分で選んだのならそれでOK」

OK

春の人事異動で、同僚の先生が引っ越しました。

とてもすてきなお部屋を借りたというので、彼の家に行ってみました。

彼は、片づけられないと自分で自覚しており、せっかくの素晴らしいお部屋なのに、1週間経っても段ボールだらけです。

 

お部屋の役割を説く

 自分の家が居心地が良いというのは、それだけでエネルギーが充電されるものだよ。ゆったりとくつろげて、家にいると落ち着けるということは、翌日の活力を得ることができるということだよ。だいたい、教室に行ったときに、崩壊しているような学級で綺麗な教室であることはないでしょう。それは、その人の持つエネルギーが場の整理整頓にも影響するということだよ。場所にも影響を与えるし、場所からも影響を与えられるものだ。

 ただ、私としては、君の部屋のことだから、こうすれば良いなんて言うつもりはない。

 ただ、私としては、君がどうしたいかということを聞きたいのだよ。

 もし、このままで良いというのなら、それでもかまわないけれども、それは、この部屋から得るはずのエネルギーを放棄するという結果も同時に選ぶということだよ。まあ、それでも君の存在自体が変わるわけではないから、いいんだけどね。

 

自分で決める

 彼は、少し考えた後、

「部屋を綺麗にすることにします!」

 と自分で決めました。

「それで、どうすれば綺麗になりますか?」

 とさらに自分から質問をしました。

 自分で決めたら、それだけでやる気スイッチがはいるものです。

 そこから約1時間ほど問答を繰り返し、ネット通販で「棚」「テーブル」「ベット」を一緒に吟味し、購入のボタンをクリックしました。

「まさか、今日、こういう展開になるとは思っていませんでした。」

というので、私としては購入してもしなくても、どちらでも良かったんだけどねと念を押すと

「いえ、今日、この流れになったときから、今日はそういう日なんだなと受け入れました。」

と言っていたので、彼はだいぶ自分の人生の流れというのを意識できるようになってきたのだと思います。

 

自分で決めたのならそれでOK

 さて、たくさんの物を一気に購入したのですが、彼はその都度、大変悩んでいました。

「どっちがいいんでしょうね?」とか「どれが良いと思いますか?」とか。

 私はその質問に質問返しをします。

「どっちがいいと思っているの?」「どんなのが好きなの?」と。

 その理由も問いかけ続け、あくまで本人が決めることを促します。

 そして、商品を決めた時は、

「いいね、いいね。その棚、相当かっこいいと思うよ。」

と、後押しをするだけです。優柔不断な彼は

「あー、でも、本当にこれでいいのかな~」とまた悩みます。

自分でいいと思ったのなら、それでOK。」

 

 

 すべての発注が終わったあと、

「買う前は、買わなきゃ、どうしようって思っていたけど、今は商品が届くのが楽しみです」

と言っていましたので、

「だったら、今のその気持ちを大切にするといいだろうね。今の気持ちは自分の本当の気持ちだろうから、言葉と気持ちが一致しているよ。」

と、この日の選択を多いに励ましました。

 

まとめ 

「自分で決めたのなら、それでOK」は、魔法の言葉です。

 どうして魔法の言葉かというと、言われた人が元気になるからです。

 どうして元気になるかというと、全てを受け入れているというメッセージであり、自分で決めるという事実の発生であり、それは安心した中で得られる達成感だからです。

 

 最近、教室でも子ども達に使っていますが、効果は抜群です。

 

 購入したテーブルと棚は上に貼り付けたような家具です。無印良品が好きだと言うことだったので、すべて無印良品でそろえました。