Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

読書はどれぐらい大切なのか

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 地元の大手本屋さんの教育コーナーをお散歩していたら、上の本を見つけました。

 私はイラストがバンバン描かれている本よりも、このようなシンプルな本が好きで、中をパラパラとめくると、全て文字だけでした。表紙にもイラストが描かれていない本は、だいたい中もイラストがありません。

 つまり、文章のみでの書籍ということで、つまり、文章だけでつたえているということで、つまりは作者の信念が書かれていると思って、まず間違いないでしょう。

 

 森信三さんは、平成4年に97歳で他界しておられるので、生きていれば120歳を越えることになります。戦前から教壇に立ち、多くの実践と、多くの書籍を残していただいたようです。その中の一冊に出会えたことに感謝しながら、読んでみました。

 

 本の内容は、教師を目指す学生達に、教師の仕事に対する考え方や実践について事細かく講演した内容が記されています。それは、戦後教育でありながら、現代教育にも通用するどころか、根幹においては、全く変わっていないということを示していて、心から感銘を受けながら読ませて頂きました。

 そして、このように他界しても尚、我々教師に語りかけてくれる書籍を発行してくれた 致知出版社さん、 およびこの書籍を世に送り出してくれた 寺田一清さん には感謝しかありません。

 本を読むというのは、このように、現実世界では決してお会いすることのできない、またはお話を聞くことは不可能である人の思考に触れられるという側面がおおいにある、と改めて実感しました。

 

 

 さて、教師の仕事内容について、事細かく記したこの書籍の中には、勉強、つまり教科について論じている個所もありました。

 森信三先生は、勉強とは「国語」と「算数」が最重要であると言っています。

 そして、宿題には反対で、学校で十分に勉強をさせたのなら、何一つやり残しのないすっきりとした状態で子ども達を家へと帰すこと主張をされています。

 

 私は、私の宿題に対する意見と全く同じなので、すっかり「うん、うん、そうですよね、先生!」という気持ちで読んでいました。

 

 今、コロナウイルス対策で、日本全国の学校が休校になりました。

 そうすると、学校が休校している間に、たくさん課題を出さなくては!ということになって、前日にがんばって印刷業務をすることになります。

 以前にも書きましたが、私の主張は「本当の家庭学習を目指しましょう」です。

 

 それで、私のクラスは、家庭学習のやり方を紹介したプリントを配布するだけにしました。

※ただし、そのプリントを読んで、子ども達がやる気にならなければ、出しただけで効果は見込めません。そして、やる気を持てるような状態に子ども達を導いておく必要もあります。

 

 そのプリントで紹介する家庭学習の内容の一つに「読書」を入れています。

 学級担任を受け持つ度に、子ども達に「読書」を勧めていましたが、森信三先生の本を読んだおかげで、いつもよりも力強く子ども達に読書を勧める事ができました。

 ※読書を勧める理由については、いつか紹介しますね。

 

 

 森信三先生は、書籍の中でこう言っています。

「私の考えによれば、この読書指導というものは、考えようによっては、全教科の指導と比べて、ほとんど同じくらいの価値があるんじゃないかと考えているのです。ですから、今こうした角度から小学校の教育を考えてゆきますと、結局、

(一)「学級づくり」による生活指導

(二)いわゆる教科書学習

(三)読書指導

 という三本立てとして考えるのが、一番正しくはないかと考えているのです。

 (中略)

 大部分の教師は、子どもの読書指導ということに関しては、ほとんど無関心といってよいかとも思われます。

『理想の小学教師像』 著: 森信三  出版:致知出版  定価2,300円

(第1章 13 読書指導より抜粋)

 

 

 森信三先生は、学生向けの講義のはじめに、たいてい

「諸君の中に、この本を読んだ人はありますか?」

と、問いかけ、その紹介した本がどのように素晴らしいかを説明しています。

 残念ながら、私が読んだことのある本は、ほとんど出てきませんでしたが、時間を作って読んでみたいという気持ちにはかなりなっています。

 

 それで、その影響を受けてしまったので、本の紹介をしてみたくなったのです。

 若い先生も、ベテランの先生も、教えることに携わる人なら誰でも感銘を受けるのではないかな?というのが私の感想でした。

 

 

 

理想の小学教師像

理想の小学教師像

  • 作者:森信三
  • 発売日: 2015/02/23
  • メディア: 単行本