(2020.4.22 2019.10.14の記事『プラモデル作りました』をリライト)
(アイキャッチ画面の編集に挑戦を追加 2020.4.28)
私が少年だった頃、ガンダムのプラモデルを作るのが好きだったのですが、大人になると作らなくなりました。大学生の頃、思いついたようにバイクのプラモデルを2度ほど作りましたが、それっきりで10年ほど全く作りませんでした。
当然と言えば当然ですが、社会人として仕事に没頭したからです。
高学年を担任すると、必ずプラモデル作りが好きな男の子が数名はいるものです。
「プラモデル作りも奥が深いから、うんと研究して、すごいのを作れるようになるといいね」
と伝えていたのですが、ふと気付きました。
~自分は、ただ作っていただけで、うんとすごいのなんて作ったことがない~と。
それで、自分がすごいのを作れないのなら、すごいプラモデルについては語れないと思い、真剣に作ってみようと思ったのです。
ある日、エヴァバイクというプラモデルをネットで発見して注文しました。
そして、惨敗です。
一応、完成はしたものの、難しすぎてボロボロのバイクになってしまったのです。
塗装が特にひどい・・・。
プラモデル作りの技術を向上させるために必要なこと
それから、ガンプラに戻り、雑誌を購入し、ネットの力も借りながら、いちから学び直しをしました。毎回、課題を決めて技術向上です。
実際にやってみると、いかに自分が知らないことや出来ないことが多かったのかを痛感しました。「プラモデルを作る」というのは、「ヤスリで削ることである」という実感、デカールや塗装、仕上げコーティング、汚しなど、次から次へと課題に取り組み、エアブラシの手前で、一応の区切りとしました。
あの惨敗から、随分と力をつけましたので、今なら・・・・と思って作ってみたことろ、まあ、本当にふざけたプラモデルだということが、以前よりも深く理解できました。
色は全くついていないので全塗装です。
接着部分は細いし少ないので、全てボンド(基本はアロンアルファー)を使用します。
デカールは固すぎて、かなり慎重に時間をかけないと綺麗に貼れません。
ものすごい時間と手間がかかり、自分の持てる技術の全てを注ぎ込んで、なんとか完成させることができました。それは、自分の成長を感じれられる作品となりました(最初の写真)。
このことで、私が伝えたいことは3つあります。
1つ目は、プラモデル作りの技術向上に最も必要なのは、「憧れ」だということ。
雑誌を見て、「ああいうのを作ってみたい」という強い憧れ。
それは、良いプラモデルを見ないことには絶対に起こりません。
だから、素晴らしい作品を雑誌で見るというのは、とても有効だということです。
2つ目は、エヴァバイクのプラモデルは、ふざけすぎるくらい難しいので、オススメしないということ。
特に素人は絶対に手を出してはいけません。
でも、やりがいはあります。
たとえ、惨敗は目に見えていたとしても、それに果敢に挑んだという経験は必ず役立ちます。
そして、惨敗という底辺を経験したのなら、次のチャレンジは前よりも良くなるしかないので、以前と比べると必ず成功するが約束されています。
3つ目は、プラモデル作りをある程度できるようになると、プラモデル作りの好きな子どもに尊敬されるということ。
プラモデルにかかわらず、教師はなんでもできる方が、話題が豊富になります。
ちなみに、母親でプラモデル作りに理解を示せる方はほとんどいません。
それは経験がないからでしょう。
それを、私が褒めるのですから、子ども達は
「やっぱり、先生は分かってくれる!」みたいに、いともたやすくなります。
ちなみに、前任校では、プラモデルクラブの創設にも成功しました。
プラモデルをより魅力的に飾る方法
完成したら飾ります。
エヴァバイクの素敵な飾り方を発見したので、ご紹介して、今回のリライト記事を終えることします。
※左のアスカバイクが最初に作った惨敗プラモデルです。
フィギアと一緒に飾ってみると、なんだかオシャレに見えませんか?