Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

書籍との対話 ~お勧めの本を紹介~

ステイホーム「書籍」

 ここ1週間ほど、ブログという表現ツールに真剣に向き合いながら、少しずつ理解が進んできています。そうして分かった事は「簡単じゃなかった」ということと、「他のブログはすごい」ということです。

「簡単じゃなかった」という詳細については関連記事をリンクしておきます。 

www.nayunayu.com

 もう一つの「他のブログはすごい」という記事は書いていないのですが、今回は「アイキャッチの加工」というものに挑戦してみましたので、少し見やすくなったと自分では思っています。

 

 さて、前置きはそれぐらいにして、本題に入ります。

 

対話している書籍を紹介

「アドラー心理学」は、アルフレッド・アドラーさんが提唱した心理学です。

この心理学を本当に理解すると、子どもを怒らない学級経営への道が切り開けます。

 

『クラスはよみがえる』

『アドラー心理学トーキングセミナー』(著:野田俊作さん)

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 この2冊は、私の教師としての方向正を決定づけた2冊です。

 学級経営の基本路線が確定したということです。

 

 内容は、簡単に言うとアドラー心理学を知ると、「子ども達の行動の目的が分かる」ということで、分かったことが理解まで進むと、「建設的な対応ができる」ということになるのです。「建設的な対応」の1つが「怒らない」ということです。

 

 これを知ったのは、私が初任2年目だったので、かれこれ19年前になります。

(その頃は、アドラー心理学がそれほどクローズアップされていませんでしたが、ここ数年は、本屋さんに行けばアドラー心理学コーナーがあるくらい注目されています)

 

 そして19年間、アドラー心理学を土台とした学級経営を実践し続け、アドラー心理学の良さを本当の実感しています。

 ここがポイントなんですが、「分かった」から「できる」というわけにはいかないのです。どうしても「経験」が必要です。

 

「分かった!」→「やってみた」→「できなかった」→「ダメじゃないか!」

ということが起き、これを繰り返しながら本当に理解していくのです。

 

 今回、紹介する素晴らしい本は、青年と哲人の対話形式をとっています。

 これが、本当におもしろいのです。

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 ある日、一人の青年が絶望感や悲壮感を背負って、哲人の部屋を訪れます。

 そして、哲人との対話を通してアドラー心理学の真髄に出会っていくというストーリーです。

 青年は、哲人に教えられ、励まされ、多くのことに気づかされていくのですが、なかなか理解が進みません。それは、経験がないからです。

 そこで青年は、学んだことを実践し、自分が経験したことを抱えて、何度も哲人の部屋を再訪問します。

 そのやりとりが面白いのです。

 

 青年の台詞はもちろんフィクションであり、読者にわかりやすいようにしてあるだけなのですが、驚いたり、怒ったり、罵ったりと、バリエーションが豊富です。

 

「な、なんですって!?」とか

「そんなのは詭弁にすぎませんよ!」とか

「そんな戯れ言など、いくらでも反論できますよ!」とか。

 

 極めつけは

「忌々しい! ああ、何という忌々しい洞察だ!」

 

 という完全拒否です。

 最初はアドラー心理学のさらなる理解のために読んでいたのですが、途中から青年の反応が面白すぎて、読む趣旨が変わってしまいました。 

 ちなみに、青年は筆者の若い頃の自分を想像して書いたそうです。

 

 

 対話形式の本はたくさんありますが、多くの場合は、お互いに肯定しあっています。

 肯定し合いながら、さらに物事を深く追求していくという手法でしょう。

 タレント同士の「対談」は、この形です。

 

 でも、面白いのは「対話」だと思うのです。

 それは疑問のぶつかり合い、真実の探求なんだろうなと思うわけです。

 

 ステイホームのGWが始まりました。

 この機会に、是非、読んでみてください。

 

 アドラーさんは、「人間の悩みの100%は究極的には対人関係に収束する」と主張していると読んだことがあります。ですから、子育てに悩んでいる人も、教育に悩んでいる人も、仕事上の人間関係に悩んでいる人も、すべて、何らかの光が見えるとおもいますよ。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 
幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

※『嫌われる勇気』が上巻で、『幸せになる勇気』が下巻になります。

 

書籍との対話は自分との対話 

 最後になります。

 今回は、対話している書籍の紹介でしたが、本当に私が言いたいことは別にあります。それは、この本でしているような対話が、自分でできれば面白いということです。

 本を読んで、素直に受け取るのも良いのですが、

「そうかな~」とか「どうしてだろう」とか「全く同意見だ!」という風な読書が出来ると、本と対話しているということになるのではないでしょうか。

 

 対話というのは、自己成長のためには欠かせないものです。

 ステイホームの期間を、楽しんで過ごしてほしいです。