Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

名作漫画を紹介 個人的な20選+10選

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 名作シリーズ最後のリライト記事です。例によって広告の力を借りて画像をつけました。今回は漫画です。漫画は学校とは関係がないようで実は関係があります。教師力を支える人間力をつけるには、名作を知っておく方が良いからです。

 「心を耕す」方法の1つに、心が揺れる良いものに触れるということがあります。昔から、○○に影響を受けたなんて話はよく聞きます。また、座右の銘だとか生き方の哲学なんていうのも同じです。

 名作漫画でと呼ばれるものには人々を惹きつける力があります。

 中には「隠れた名作」なんていうのもあるし、みんなが名作だと言っているけど、自分にはさっぱり分からないなんていう名作もあります。

 大切なのは、あくまで自分がどう感じるかです。

 そのことを踏まえて、漫画好きな私が名作だったと思えるものを紹介します。

 名作の条件は色々ありますが、「面白い」ということ焦点を当てます。

 たくさんあるのですが、とりあえず思いつくまま、20作品を紹介します。

 

※番号はランキングではありません。どれも素敵すぎて順位がつけられないからです。

 

01『三国志』 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 2000/04/01
  • メディア: コミック
 

  女性には人気がないようですが、男性にはハマる人がたくさんいます。

 全60巻ありますから読むのも大変ですが、名作である上に名言もちりばめられています。登場人物も500人ぐらい出てくるので覚えきれません。出てきたと思ったら、次のページで死んでしまうこともあります。

 子どもから大人まで幅広い年代で支持されていると思います。

 

02『キングダム』 

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:原泰久
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: Kindle版
 

 この漫画を読むまでは、中国の歴史漫画では『三国志』が私の中で1位でしたが、今はキングダムが1位です。最近、映画になったり、アメトークで紹介されてたことで、超人気漫画に拍車がかかっています。現在57巻まで刊行されていますが、まだ1つの国も攻略していません。読み始めたら最後、続きが気になってしかたなくなります。 

 

03『はじめの一歩』 

はじめの一歩(127) (講談社コミックス)

はじめの一歩(127) (講談社コミックス)

 

 昔から何度も読んでいます。なかなか連載が進まないとか、一歩が引退中とか、紆余曲折している感はありますが、やっぱり面白いです。

 

04手塚治虫先生の作品 

火の鳥【全12巻セット】

火の鳥【全12巻セット】

  • 作者:手塚 治虫
  • 発売日: 2013/07/08
  • メディア: コミック
 

  手塚治虫の漫画は、名作が多いです。オススメはありきたりですが『火の鳥』『ブラックジャック』になります。第二次世界大戦を描いた『アドルフに告ぐ』『奇子(あやこ)』、短編ですが『雨降り小僧』も好きです。最近は『ブッダ』を読みました。手塚先生は、大人向けの漫画と少年向けの漫画があるんですよね~。 

 

  

ブッダ (単行本) 全8巻

ブッダ (単行本) 全8巻

  • 作者:手塚 治虫
  • 発売日: 2000/04/01
  • メディア: コミック
 

 

 

05ジャンプの人気漫画たち 

ONE PIECE 96 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 96 (ジャンプコミックス)

 

  少年たちが夢中になって読んだ漫画には、すべて力があります。今は『ワンピース』がものすごい勢いですが、少し昔になると『キン肉マン』『キャプテン翼』『北斗の拳』『シティーハンター』『スラムダンク』『ドラゴンボール』『ジョジョの奇妙な冒険』など、たくさんあります。『ルーキーズ』も名作です。  

  

 

 

06藤子不二雄先生の作品

 『ドラえもん』『パーマン』などがメジャーですが、実は『ミノタウルスの皿』という作品がありまして、短編集になります。大人向けの漫画で、短編集に収められている作品は全部好きです。近未来や違う惑星の話を中心に、様々な問いかけをしています。奥深くて、小学生だったころには理解出来ませんでしたが、今読み返してみたら、その奥深さに考えさせられます。

 

07『ドクターコトー診療所』 

  人間味溢れ、技術もすごい医師が離島で医療に携わるお話です。ドラマにもなりました。人を治すとはどういうことかということを描いています。

 

08『女帝』 

女帝 1

女帝 1

  • 作者:倉科 遼
  • 発売日: 2012/12/01
  • メディア: Kindle版
 

 大人向け漫画です。銀座と政治と極道の世界です。政治のことが少し分かるような気にさせてくれます。

 

09『キリン』 

キリン(1) (ヤングキングコミックス)

キリン(1) (ヤングキングコミックス)

  • 作者:東本昌平
  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: Kindle版
 

 バイクに乗らない人には理解されません。でも、バイクが好きなら、読んでいる人が多いです。バイク乗りのバイブルとしている人もいるようです。刀、ニンジャ、ZZRというバイクに乗りたくなります。絵がすごくかっこよくて、14巻で衝撃の事件が起きます。

 

10『赤ちゃんと僕』 

赤ちゃんと僕 1 (白泉社文庫)

赤ちゃんと僕 1 (白泉社文庫)

 

  全17巻。読む度に涙が出てくる感動のお話がたくさん入っています。

 途中から楽しげな話ばかりになってきますが、17巻は涙無くして読めません。

 

 

11『ラフ』 

ラフ 文庫版 コミック 全7巻完結セット (小学館文庫)
 

 あだち充先生の代表作は『タッチ』とか『H2』になると思いますが、個人的には『ラフ』が一番いいと思っています。あだち充先生は野球の漫画が多いのですが、めずらしく水泳部のお話です。

 

 

12『ガンツ』 

GANTZ コミック 全37巻完結セット (ヤングジャンプコミックス)
 

 

Hdge technical statue No.15 GANTZ:O レイカ Xショットガンver.

Hdge technical statue No.15 GANTZ:O レイカ Xショットガンver.

  • 発売日: 2017/03/25
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 名作かどうか、疑わしいと個人的には思っていますが、純粋に面白いです。最後の方がわけがわかりません。わからないところもいいかな? 

Chapter.4 GANTZ:L

Chapter.4 GANTZ:L

  • メディア: Prime Video
 

 映画化もされていまして、そちらもオススメです。 

 

 

13『花より男子』 

 少女漫画はあまり読まないのですが、これは面白かった!漫画の宿命かもしれませんが、前半の方が面白いです。同じく少女漫画で『NANA』も名作ですが、やはり後半が苦しくなってしまいます。 

NANA―ナナ― 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)

NANA―ナナ― 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)

  • 作者:矢沢あい
  • 発売日: 2012/06/15
  • メディア: Kindle版
 

 

 

 

14原秀則先生の作品 

SOMEDAY(1) (ヤングサンデーコミックス)

SOMEDAY(1) (ヤングサンデーコミックス)

  • 作者:原秀則
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: Kindle版
 

  『やったろうじゃん』が有名なのかな? ちょっと分かりませんが、原先生の漫画はどれも完璧に面白いです。個人的には『サムデイ』が好きです。サムデイは就職活動のお話です。こちらもオススメです。 

ほしのふるまち(1) (ヤングサンデーコミックス)

ほしのふるまち(1) (ヤングサンデーコミックス)

  • 作者:原秀則
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: Kindle版
 
レガッタ 君といた永遠(1) (ヤングサンデーコミックス)
 

 

 

 

 

15『黄昏流星群』 

黄昏流星群(1) (ビッグコミックス)

黄昏流星群(1) (ビッグコミックス)

  • 作者:弘兼憲史
  • 発売日: 2013/02/01
  • メディア: Kindle版
 

  正直、昔は面白さが分かりませんでした。超大人向けの漫画です。かなりせつないお話がたくさんあります。そして、大人でなければ分かりません。たくさん刊行されていますが、長くて3話くらいで完結していきますので、どの巻から読んでも大丈夫です。

 

 

16『カムイ伝』 

 名作中の名作です。江戸時代の世界観が様々な視点で描かれています。江戸時代の社会制度がすべて分かります。

 

 

17『ゴリラーマン』 

ゴリラーマン(17) (ヤングマガジンコミックス)
 

 不良漫画ですが、不良漫画っぽくありません。不良漫画といえば、『ろくでなしブルース』とが『グレア』『今日から俺は』『クローズ』など、色々ありますが、個人的には『ゴリラーマン』が一番好きです。ちなみに、主人公のゴリラ―マンは、17巻までは一言もしゃべりません。主人公がしゃべらない漫画なんて、他に見たことありません。

 

 

18『あずみ』 

あずみ(1) (ビッグコミックス)

あずみ(1) (ビッグコミックス)

  • 作者:小山ゆう
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: Kindle版
 

 第1巻を読んで衝撃を受けました。昔通っていた食堂に置いてあったのですが、これを読みたくて通ったくらいです。その後、映画化されました。おもしろい映画って、たいてい映画化されるんですよね。

 

 

19『アキラ』 

AKIRA 全6巻完結セット(KCデラックス)
 
AKIRA 〈Blu-ray〉

AKIRA 〈Blu-ray〉

  • 発売日: 2011/06/22
  • メディア: Blu-ray
 

 もしかしたら、私の中では名作ランキング1位と言ってもいいかもしれません。

 中学生の頃に出会って何度も読みました。アキラというタイトルなのに、アキラはなかなか出てきません。主役は違うのかな?と読みながら考えたものです。アニメ映画にもなっていますが、漫画の方が圧倒的に面白いですよ。

 好きすぎて、上の画像にある「金田のバイク」は家に飾っています。

 

 

20『月下の棋士』 

 将棋漫画です。今は『3月のライオン』少し前は『ハチワンダイバー』が流行りましたが、個人的には『月下の棋士』が一番好きです。将棋が好きでなければ理解できない上に、将棋が好きでも理解できないところもあります。将棋を指しながら血を吐くなんてシーンもあります。

 

 本当はまだまだあります。でも、今日はここまでとしていましたが、リライト記事なので、もう少し付け加えます。

 

 

21『漂流教室』 

 これは衝撃的な作品です。ある日、ひとつの小学校がまるごとなくなり、砂漠のど真ん中に移動してしまいます。最初に事態をなんとかしようとしていた先生達は、ほぼ全員1巻でいなくなり、残された6年生を中心に必死に生き延びようとします。

 

 

22『サバイバル』 

サバイバル 1巻

サバイバル 1巻

 

 ある日原因不明の大地震が起き、日本全体が大変なことになります。主人公の少年が無人島でのサバイバルを乗り越え、家族を捜して東京へ向かいます。無人島でサバイバルしてみたいな~という人は、是非読んでください。きっと、無人島暮らしの過酷さを思い知らされることでしょう。

 

 

23『中間管理職トネガワ』 

『カイジ』という有名な漫画があり、もちろんそれがオススメなのですが、あえてスピンオフ漫画の『トネガワ』を挙げました。読んだことのない人は『カイジ』から読む必要がありますが、スピンオフマンガでここまで面白いのは珍しいです。本編では恐ろしい役のトネガワさんの中間管理職としての苦しい立場が描かれています。ちなみに、『零』という漫画も面白いです。 

 

 

 

24『宇宙兄弟』 

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

  • 作者:小山宙哉
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: Kindle版
 

 当然ですが映画化されています。私は映画を観て面白かったので漫画も読んでみたのですが、やはり原作の方が面白いです。宇宙に興味のある人は必読本かもしれません。

 

 

25『太陽の黙示録』 

 アニメだと2時間くらいで見終われますが原作をオススメします。『漂流教室』や『サバイバル』と同じく、日本に大災害が起きて日本中がパニックになります。この作品のすごいところは、そのスケール感です。災害援助にやってきた米国と中国ですが、途中から日本を乗っ取るような話に展開し、日本が2つの占領国によって分断されていきます。

 

 

26『ブラックジャックによろしく』 

ブラックジャックによろしく 完全版 1巻

ブラックジャックによろしく 完全版 1巻

  • 作者:佐藤 秀峰
  • 発売日: 2019/11/01
  • メディア: Kindle版
 

 医療漫画ですが、医師会や医療現場の矛盾みたいなのを鋭く描いています。主人公は研修医として様々な専門医療に携わっていきますが、どうしようもない事情に憤りを感じていきます。私はお医者さんの世界を全く知りませんが、なんとなく分かったような気になれました。

 

 

27『 YAWARA』 

YAWARA! 完全版 (20) (ビッグコミックススペシャル)

YAWARA! 完全版 (20) (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者:浦沢 直樹
  • 発売日: 2015/04/30
  • メディア: コミック
 

 浦沢直樹先生の代表作は、今となっては『20世紀少年』かもしれませんが、私の中では『YAWARA』の方がおもしろのではないかな~と思っています。ただし、柔道に関する専門的な漫画ではないので、ものすごいトレーニングをして優勝を目指すみたいなお話ではありません。ヤワラは強すぎるので誰も勝てませんから。 

 

 

 

28『柔道部物語』 

柔道部物語(1) (ヤングマガジンコミックス)

柔道部物語(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 柔道部に入った人には必読書になるでしょう。『YAWARA』と違って、これはトレーニングをして、どっちが強いか?というお話になります。私は柔道部ではなかったのですが、所属部に関係なく楽しく読めます。

 

 

29『 寄生獣』 

寄生獣(1) (アフタヌーンコミックス)

寄生獣(1) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:岩明均
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: Kindle版
 

 映画化されましたが、原作で見た方がよいと思います。私は中学生の頃読みましたが、衝撃を受けた作品です。序盤はただただ怖い。中盤は考えさせられ、終盤はすこし悲しくなります。なぜこの世に生まれたのかという壮大なテーマが横たわっていますので名作です。

 

 

30『すごいよ!マサルさん』 

 最後にギャグマンガを紹介します。これほど面白いギャグマンガを私は知りません。友達が涙を流して笑いながら読んでいたので、私も読んでみましたら、私も同じ状態に…。4巻くらいまでが最高に面白いです。後半はちょっと微妙な感じになりますが…。 

 

 

 

 このような作品を生み出した先生達は、人生を漫画に注ぎ、魂を込めて描いたのだと思うと感謝しかできません。ありがたいことです。できることなら、すべての記憶を消し去り、もう一度読んで、初めて読んだときの感動と衝撃を味わいたいと思うこともあります。

 

 名作は他にもたくさんあるのですが、その中から選んだのでどれも本当にオススメです。最近はレンタル本もあるし、電子漫画もあります。気軽に読める世の中になったことにも感謝しています。

 ただ、個人的にはやっぱり紙の本が好きですが……。