Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

きょうだいげんか

きょうだいげんか

(2019.10.27の記事をリライト)

 きょうだいがいると必ず起こるが「きょうだいけんか」です。ケンカするほど仲がよい良いとも言いますが、親としては仲良くしてほしいと願うものです。そして、どうしてもある程度の仲裁をせざるを得なくなってしまいます。そして、どうしても上の子に我慢させてしまいがちです。

 この記事は、我が家で起きた上の娘と下の娘のけんかの理由とその対処方についての実際場面について書いています。

 

 

きょうだいけんかが発生(日常的に)

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 4年生の娘に、3歳の娘がまとわりついていました。

「もーー! あっち行ってって!」

「やだ!」

「あー、じゃあいい! 私があっちに行く!」

 

4年生の娘がピアノの前に座って、イライラしながらピアノを弾き始めます。

すると3歳の娘もピアノまで行き、座ろうとします。

 

「もーー、なんでついてくるの!」

 

 上の娘は、あっちに行ってと行っているのに行かないのだから、自分が違うところへ行くという選択をしたのですが、下の娘はお姉ちゃんを追いかけていくのです。こういうことはよくありますね。つまり、下の娘はその場所に居たいのではなく、お姉ちゃんの居るところにいたいのです。まとわりついてくる理由は簡単で、お姉ちゃんのことが大好きだからです。私からそのように説明しました。

 

「好きなら、なんでじゃまばっかりしてくるのさ!」

 

 当然の質問ですね。これも答えは簡単です。お姉ちゃんが「あっちにいって!」とはじくから近づくのです。そのように説明すると、4年生の娘は「??????」という表情になりました。大好きなお姉ちゃんがあっちに行ってと言っているのだから、あっちにいくのが当然ではないかということでしょう。

 

 不思議がっている上の娘に説明します。

 簡単なことだよ。大好きだから不安なんだよ。はじかれたら、自分は愛されているか不安になるのさ。だから「居ていいよ」と受け入れたら、そのうち離れるよ。

 

「そうなの?」

「まあ、そういうことだね。」

 

「百聞は一見にしかず」と言いますから、私がお手本を示すことにします。3歳の娘をおびき寄せ、私のところにまとわりつかせました。そして、しっかりと受け止めましたが、いくら経っても全然離れません。

 

 あれ?

 

 下の娘が私にまとわりついたので、上の娘はすっかり解放され、機嫌良く自分のことをやり始めました。

 

 

仲の良い姉妹

姉妹

 上の娘は下のチビ姫を本当によくかわいがります。でもきょうだいですから、ケンカもしょっちゅうしていました。それでも、時間が経てばやっぱりかわいがります。

 ケンカして、仲直りして、またケンカして・・・。

 それがきょうだいの自然なる姿なのです。自然なのだから、親としても自然に接すれば良いということになります。親として自然に接すれば、自然な結果が生まれます。それが仲がよい姉妹ということです。

 では、親としての自然な対応とは一体何かと言えば、それは話を聞き、それぞれに愛情をうんとかけるということに尽きます。親は裁判官ではありません。どっちが悪いとか、ケンカが悪いなんて言う必要はなく、お互いの主張を聞けばよいだけです。

 そして「どうしたい?」と、本人たちに聞けば良いのです。 

 親が受け入れた分だけ、子どもは受け入れられるようになりますから。

 

 ケンカしたらうるさくて、ついイライラしてしまいますが、ずっと続くわけでもありませんので、親はそのケンカすら楽しんでください。ケンカを親が否定しちゃうと、子どもは「ケンカは絶対悪だ」と判断するようになります。

 

 コミュニケーションとは、人との距離感の問題なのです。実際的な距離だけではなく、精神的な距離も含めてです。適切な距離感をもてるというのが、コミュニケーションの基本のひとつであり、それはどうしても経験していかなければ理解できません。ですからケンカは必要なのです。

 その最初の経験が親子であり、二番目の経験がきょうだいなのです。親子の場合は大人と子ども。きょうだいの場合は子どもと子どもということです。
 

 ケンカを嫌がらずに、楽しみながら親が接していくことで、ケンカしても仲直りできるということを本当に理解していき、やがて、本当に仲の良いきょうだいになります。

 

 姉妹のペアルックって、かわいいですよね。