Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

行動できない理由

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 先日、昔の同僚と温泉に行きました。彼は「ずっと前から温泉に行きたかったんですよね~。」と言うので、最後に温泉に行ったのはいつなのかを聞くと、1年以上前でした。ずっと温泉に行きたかったのに、1年以上も行っていないという事実。なぜ彼は行動できないのでしょうか。

 ※行動できる人は、行動できない人の理解につながりますよ。

 

行動できない人

 まずは名言集から抜粋します。

「僕はずっと山に登りたいと思っている。・・・でも明日にしよう。」

 おそらくあなたは、永遠に登らないだろう。

(ナポレオン・ボナパルト 仏、軍人、政治家)

 

 温泉から上がり、彼と夕食も共にしました。

 大変有意義な時間だったらしく、彼は「今度は僕が遊びに行きますね。」と言うので、「それは是非いらしてください。ただ、本当に来るかどうかは期待しないで待っているからね。」と伝えました。

 これは一見、大変失礼な言い方ではあります。「期待してるね!」という方が良心的だと、普通は考えられています。

 でも、人によって言い方というのは変える必要があります。

 彼にとっては、期待されることはプレッシャーになるのです。期待されたら行きたくなくなっても行かなくてはなりませんし、どうしても行きたくなくなれば、なんらかの口実を見つけ出さなくてはいけません。

 だから私は「来てもいいし、来なくていいんだよ。」と伝えるのです。あくまで、あたが来たいと思えば来ればいいし、たとえ来なかったとしても、それによって私があなたのことを悪く思うことはありえないからねというメッセージなんです。

 なかなか行動できない人は、常に「~~したい」と、未来のことを言う習性があります。そして、たいてい実行できずに、ドタキャンだとか言われて非難されうる運命にあります。私は非難などしません。それは、その理由が分かるからです。

 

 元同僚の彼とは、何度か対談をしたことがあるので、私の言うことを素直に受け止めてくれます。それで、どうして行動できないのかということを説明しました。

 

 彼は部屋を片づけるのも苦手です。それで私は「部屋を整理するといいよ」と伝えて、なんとか一通りの整理に成功はしたのですが、散らかったままの部屋もありました。彼はそれを「夏休みに片づけます。」と言っていました。

 もうすでに冬休みです。彼の散らかったままの部屋はそのままです。

 彼は夏が終わったとき、「冬休みに片づけます」と言っていました。

 で、今は冬休みに入りました。でも、片づける気配は今のところ感じられません。そのことも例に出しながら説明しました。

 

行動できない理由

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 まず、最初に理解しておくことは、今「遊びに行きたい」と思っているそのこと自体は否定していないということ。今はそう思っているという君の思いはそうなんだろうね・・・と説明を始めます。

 しかしそれは、3日後か4日後かは分からないけれども、未来について言っているのだよ。君のこれまでの行動から見ると、今この時はそう思ったとしても、数日後にはなかなか行動に移せないことが多いだろう。

 理由は簡単だよ。

 今思っていることを、未来に持ち越している、つまりスライドしているということだ。例えば明日やろうと考えたとして、明日になればその時点でその日が今日になる。だから今日やるという習性がなければ、当然、明日やろうということが今日に持ち越され、再び明日やろうということになる。今日と明日が繰り返されるというわけだ。

 だから、今は「遊びに行きますね。」と言っているけれども、「数日後の未来が来たら遊びに行きますね。」と言っているのであって、その未来が来た時点でそれはやっぱり今になってしまうんだよ。

 つまり、今行動できないという習性がついてしまっているのなら、明日以降の未来に行動しようとしてもそれは難しいということで、それが温泉に行きたかったけど行けないとか、部屋の片づけたいのに片づけられないに反映されているのだ。

 行動できない理由は、いつかやろうとしている、あるいは、いつかはやりたいという願望だけを持つことが身にしみてしまっているからだよ。ではどうしてそのような習性が身についているのかと言えば、それには深い理由があって、相当にややこしくて説明が長丁場になってしまうから、今はとりあえず横に置いておこう。

 とりあえずはね、今できないことは未来にもできないが正しい解釈で、それはさっき言ったように、未来になったらそこが今になるからだということを理解しておけばいいよ。

 

「なるほど。じゃあ、理解したらどうすればいいですか?」

と、当然聞かれます。これも答えは簡単です。簡単ですが実践は難しい。

「とりあえず、やってみることだね。」

 

0から1へ 行動するために

 同じような記事を昔書いていたので、関連づけておきます。 

 最後に彼に伝えました。  

 もし、今回行動できたなら、また1つ前進したということでいいんじゃないかな?(※彼はこの1年間で、様々なことに挑戦しています)

 でも、行動できなかったとしても別にいいんだよ。それについて、私に行動できなかった理由を言う必要もない。行動できたとしても、できなかったとしても、君の存在が変わるということでもないしね。ただ、「~~がしたい。」ということが実践できるためには、それに慣れなくては難しいということで、すぐに行動するという経験をしなければ難しいし、そもそも、今の「行動を先送りする状態」から「行動できる自分」になれることが難しいのだから。

 

 年明けに遊びに来るって言っているけど、来るかな~。

 期待はしていませんが、どうするのかを楽しみにしています。

 

 最後に名言を1つ紹介します。7つの習慣の筆者、スティーブン・R・コビィーさんによるものです。

「私たちの行動は、周りの状況からではなく、私たち自身の選択によって決まる。」 ・・・そうなんでしょうね。

 オススメの本です。・・・私がオススメする必要もないくらい多くの人達のバイブル的著書ですが。

 

 それではみなさん、よいお年を。

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