本物の愛は深いが軽く
偽物の愛は浅いが重い。
しかし人々は、偽物の愛を本当の愛だと勘違いしているようだ。
本当の愛は軽いが故にその存在に気づくことが難しいから。
唯一、気づく可能性があるとすれば
その愛を喪失したときである。
喪失した苦しみの中に入って、はじめて喪失などしていないことにも気づくことが可能になるが、本当の愛に気づいていれば喪失なく感じる事ができる。
本当の愛は軽やかであり、微細であり、そよ風であり、香りのようなもの。
心地よく、くつろぎをもたらし、いくらあっても邪魔にはならない。
本物の愛をそのままに感じられるようになったときは
自分にもその愛が発生している。
それまでは、本物の愛を感じる事は難しい。
もしあなたの周りに重い愛があるとすれば、逃げ出したくなるだろう。
逃げ出してはいけない。
それは偽物だと教えること。
偽物だと教えることができたのなら、あなたは本物の愛に近づいている。