Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

もう一度

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もう一度経験したい。

もう一度経験できたら、やっぱりもう一度経験したい。

だからそれは繰り返す。

 

子どもが同じ本ばかり読んで喜ぶのも

子どもが同じ公園で遊びたがるのも

子どもが反復運動を好むのも

もう一度経験したいから。

 

十分経験できたときにようやく「もう一度経験したい」が落ちる。

満足いくまで、完全に経験し終えたときにだけ、次の経験を求める。

それまでは形を変えはするが繰り返す。

 

繰り返しだから、その結果も分かっている。どうなるか分かっている。

既知のものである。

既知ではあるが同じ経験ではない。既知であるが故に同じではない。

 

あなたが登山をしたとしよう。とても楽しかったからまた登りたい。

もう一度登る。

でも、その山は同じではない。以前に登ったことがあるという既知が同じにはさせてくれない。

だから、繰り返しているようで新しいものを発見している。

その発見が終わるほどに繰り返したとき、違う経験を求めはじめる。

 

だからこそ、子どもの繰り返す姿は自然であり、美しいのである。

邪魔をしてはいけない。

同じ事ばかりしているように見えても同じではないのだから。

 

楽しいことは、何度でも繰り返してよいのである。

「もう一度経験したい」が起きたとき、それは楽しかったということだから。

その自然なる感情に逆らってはいけない。

 

もう一度経験したい。

「もちろん、いいよ」と伝えてあげよう。

「そんなに経験したいのなら、一緒に経験させてほしい。」と伝えよう。