Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

温泉の癒し ~それぢゃぁあ 癒されない~

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 温泉大好きです。大きなお風呂でゆったりとする時間は、まさに癒しの時間でしょう。ちょっと苦言っぽい記事になってしまいますが、癒されなかったという体験をお話して、温泉の持つ癒し効果の真髄はどこにあるのかということを考えてみたので、お裾分けします。苦言っぽいので、あまり愉快な気持ちにはならないかもしれませんが、温泉で働く人が読んでくれて、この記事が、いち温泉ファンの意見として採用されることがあれば、役に立つかな~。

 

それぢゃあ、癒されないって!

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 久しぶりに地元の温泉に行きました。長いことお世話になっていて、とても好きな温泉施設です。ですから、久しぶりとはいっても、よく知っている温泉ですから、癒される気満々です。

 入り口を入ると、早速、注意事項が迎えてくれました。

「コロナ感染予防のため、サウナは5名までとし、会話は禁止です。」

 まあ、蔓延防止期間でもやっていてくれるだけでありがたいので、「分かりましたよ~。」という気持ちで受け付けに行きます。すると、また貼り紙が。

「○月○日より、料金の値上げをします。」

 まあ、このご時世ですから、値上げも致し方ないかな?

 大人は100円、子どもは50円の値上げのようですから、経営難でなくなってしまうよりは100倍良いでしょう。靴を脱いで、脱衣所へ向かいます。すると、途中にまた貼り紙が迎えてくれます。

「サウナは、マットを撤去しています。ご自宅のマットを使用するか、ご自分のタオルを敷いて入ってください。また、直に座ることは禁止です。」

 まあ、・・・・まあ、とはならず、ちょっとというか、かなり寂しい。

 この地元にある温泉は、以前はタオルを敷いてくれていたのです。しかも、定期的にタオルを交換してくれるので、大変心地よくサウナに入れていたのです。この辺りでちょっぴり違和感が・・・。よく見ると、久しぶりだからそう感じるのかもしれませんが、お客さんも少ないような・・・。

 さらに進むと、また貼り紙が。

「休憩所での酒類の提供は停止しています。」

 まあ、これは仕方ないか。

 脱衣所に到着。お風呂に入る前に水を一杯飲んでから・・・と思ったら、給水器が何故かチェーンでしっかりと固定されていました。地震対策かな?と思いましたが、以前はなかったので、また違和感が。

 入浴! あー、きもちいいなーと思いながら、そろそろサウナにでも入ろうかな?と思って、サウナの入り口を見ると、窓が貼り紙で塞がれています。

「サウナは5名までで、会話は禁止です。」

「マットはご自宅のをお使いください。」

「直に座ることは禁止です。」

「場合によっては、サウナを停止します。」

 それらの貼り紙のせいで、5名までというのに、ドアを開けなければ何人入っているのか分かりません。それで、ドアを開けると4名入っていましたので、入ることに成功しました。ふー、やっぱ気持ちいいな~と思ってサウナ室の壁を見ると、以前にはなかった紙が貼ってありました。うん?なんだろうな?と思って見たら、何故か妖怪を紹介する紙でした。まったく意味が分かりません。サウナと温泉は無関係ですから。

 

 色々違和感がありながらも、お風呂で過ごした後、再び脱衣所へ。

 そこで、髪を乾かしながら「なんだか今日の温泉は、あんまし癒されなかったかな~、何でだろうな~。」と思いながら鏡の横の貼り紙に目が行きました。

「椅子には直に座るのを禁止します。」

 うん? 随分と禁止事項が多いものだね~と思って、はっと気づきました。

 そして、辺りを再び見回すと、至る所に貼り紙があるのです。

「トイレットペーパーを勝手に持ち帰るのは盗難です!」

「脱衣所で髪を染めるのは禁止です。見つけた場合はお風呂の営業を停止する場合もあります。」

「お風呂はプールではありません。泳ぐのは禁止です。」

「必ず体を洗ってから入浴してください。」

「女性は髪を束ねて入浴してください。」・・・・等々。

 

 私だけかもしれませんが、これだけの貼り紙が必要なのかな?と思うわけです。そして、本質的にお風呂に来ている人を信用していないのです。以前はこんなに貼られていなかったのに、貼られるようになったのには理由があるのでしょうけれども、なんかね、感じ悪いんですよ。なんだかね、ウエルカムじゃないというか、歓迎されていないというか、なんなら来ないでくれって言われているようで。

 

癒される温泉とは

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※猿がいると、かなり癒される温泉です。「猿は禁止」という貼り紙がないから。


 貼り紙があってもね、いいとは思うんですよ。

 ただ、内容を一工夫すれば、もっと良くなるということに気づいてほしい。

 トイレなんかで見かけることがあるのですが、

「いつもきれいに使ってくれてありがとうございます。」っていう貼り紙。これは、使う前からお礼を言われているので、「キレイに使うぞ!」っていう気持ちになれます。

 学校でも「今日のめあて」なんていうのを日直が考えるのですが、

「廊下を走らないようにしよう!」と

「廊下を歩こう!」では随分と違うのです。

 そして、学校で言うと、貼り紙が多い学校は荒れています。

 禁止事項が多すぎるのです。

 それは児童生徒を信用していないから貼っているのです。

 こういうことも繋がっていますよね。

 

 さて、そんなことを考えていたら、癒される温泉っていうのは、つまるところ、「歓迎されている」ということなんじゃないかな?という考えてに至ったのです。

 歓迎する気持ちが、実は様々なところに波及していて、それらをお客さんは間接的に感じるという要素が大きいのではないかと考えたのです。

 例えば、あまり立派ではなく古びた温泉でも、私は大好きな温泉があります。それは、やっぱり歓迎されているなと感じることが多いからだとう気づきです。

 そうすると、温泉質がいいとか建物が立派だとか、お風呂が大きいとか、目に見える分かりやすいことに目が行きがちですが、癒されるかどうかについては、それら全てを支えている人の想いがあるのではないだろうかということです。

 

 ちょっとした工夫で、お金をかけずとも、癒しの温泉にすることはできそうです。まずは貼り紙を見直して、少なくても「ようこそ!」という気持ちを前面に出せるような温泉に戻ってほしいです。

 

 地元の温泉は大好きですから、アンケートにでも記入しようかな?と思ったのですが、それも撤去されていました。・・・・残念。