Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

異性を本質的に理解することは不可能

 男性が女性を理解することは不可能です。逆も不可能です。

 その理由を理解することで、訳の分からない言い争いが回避できるかもしれませんので、軽い気持ちで説明します。

 理解できないけど、理解できないということを理解すると、知識としては活用することが可能になる。そんな記事になります。

 

1 異性の理解が不可能な理由

 私は男性ですから、男性のことなら理解しています。同種ですからね。

 しかし、女性は人であることは共通していますが、本質的に別の生命体です。全く別物と理解してかまわないと、今のところの私なりの結論に至っています。

「男性は理屈で動き、女性は感情で動く。」みたいな言葉を聞いたことがある人もいるでしょうけれども、脳の働きそのものが違うのです。左脳と右脳の違いもあるでしょう。

「男性ホルモン」と「女性ホルモン」は、男性であっても女性であっても、両方出ますが、その量は違います。ホルモンは人の身体に多大な影響力を与えています。

 また、身体のつくりで言えば、女性の方が複雑です。子を宿す仕組みになっているためです。感情に関しても、表出しやすい感情は違います。

 かなり前になりますが「話を聞かない男、地図の読めない女」という本がベストセラーになりました。話を聴けないという男性の特徴、地図が読めないという女性の特徴は、男女の違いの1つの側面にすぎませんが、要は「違うんですよ」と言うことを様々な角度から言い当てています(たぶん)。

 では、少しですが、思いつくままに男女の特徴を挙げてみます。

(常に例外はありますので、一般的には・・・と考えていただけるといいかな?)

 

・ガンダムが好きなのは、男性が多い。

・理数系も男性が多い。

・将棋界では、男性棋士が強いという現実がある。

・車好きや機械好きは、圧倒的に男性が多い。

・食事に関して言えば、同じ物を食べたがる。

・男性は強さへのあこがれがある。

・男性は精神的に弱い。 ・・・などなど。

 

・おしゃべりが好きな女性は多い。

・スイーツが大好きで「甘い物は別腹よ」と言っちゃったりする。

・おしゃれが好き。

・文系には女性が多い。

・嫉妬とか妬みとかの漢字には「おんなへん」がついている。

・車の運転は苦手だけど、乗せてもらうのは好き。

・女性の精神面は男性に比べて相当強い。  ・・・などなど。

 

 ほんの少し挙げてみただけでも、相当ありますね。まだまだありそうですが、話を先に進めることにします。ここでは、男性と女性は、同じ人であるというだけで、全く別の生命体であるということをご理解していただければOKです。

 

 全く別の生命体ですから、知識としては理解できるかもしれませんが、感情としては無理なんです。女性の経験がない男性は、どうしても男性目線です。経験しないことには、本当に分かったということにはなりませんから、分かったつもりぐらいになれる程度です。

 

2 知識として活用すること

 自分とは違うけれども、そうなんだね・・・と活用することができれば、無駄な言い争いがなくなります。男性は「女性にはそのような側面があるのだな」という理解。女性には「男性だからそんなことに夢中になれるのね」と。

 そんなことを理解すれば、次のようなことが可能になります。

 

 男性が女性を理解できないけど知識を活用すると・・・

・話をただ聞いているだけなのに「分かってもらえて嬉しいわ!」となる。

・車の運転はなるべくさせないと「お姫様扱いされて嬉しいわ!」となる。

・おしゃれを伝えると「この人、女心を分かってるわ!」となる。

・おしゃれなお店に連れて行くと「空間を大切にする人なのね!」となる。

 

 女性が男性に対しては・・・

・たいして知りたくもないのに、男性が夢中になっていることを質問すると、得意気になって説明してくれる。その結果「話を聞いてもらえた!」と嬉しくなってくれる。

・たいして頼りにならなくても頼ることで自己有用感が高まって「君のために、僕はがんばるよ!」となる。

・食事はカレーとか餃子とか唐揚げとかを作ってあげると喜ぶ。手の込んだ料理はあまり喜ばない。なんなら、一週間に一度のペースでカレーでも問題ない。

・なんでも「あなたのおかげで・・・」と感謝しまくることで、優しくなる。

 

 ・・・まあ、例外はありますし、説明の仕方にも不備・不足はありますが、だいたいこんな感じという程度で理解していただければOKです。

 

3 現代社会は危険

 危険なので、ここで書くことも危険です。

 なので、なるべくなら書きたくないのですが、一応警鐘です。

 現代社会においては「男女平等」という言葉が強すぎます。

 人としては平等です。でも、役割というか、性質は違います。

 ですから、なんでも平等だ!と声を上げて、得意でないことをやらそうとしたり、平等の権利という一見正しいような論をもって、自分の権利ばかりを主張することは危険です。

 詳しい話は「危険」ですから、今回も今後も扱わないと思います。

 でも、「男性と女性は本質的に違う生命体である」ということを念頭に、あとは自分の生活に合わせて、自分の相手に合わせて行動するといいですよーという記事でした。

 ちなみに、子どもと大人も違います。地域性、文化の違いも絡みます。

 もう、絡み合いすぎて、ずばり「こうです!」とは言い切れないのが人というものです。ですから、理解できないという理解、あきらめのような境地が役に立つのです。