Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の27年間の実践理論

おしゃれな発言

 ストーブが動かなくなりまして、業者に来てもらいました。

 あっという間に直ったのですが、ストーブがだいぶ古く、とりあえずは大丈夫なんですが、また壊れるだろうということでした。

「どれぐらい大丈夫なんですか?」と聞くと

「1年は大丈夫だけど、3年で壊れるように直す。そうしないと、我々の仕事がなくなるから・・・。」ですって。

 しゃれてませんか?

 おしゃれな人は、いくつか共通点があります。

 そのひとつが、しゃれた発言なんですが、他にも見つけました。

 その業者さんは、二人組で来てくれたんですが、一人は弟子のような感じで、専門的なことを話したりしています。その中で、師匠が使っている道具の話題がありました。ストーブを直す道具のひとつなんですが、売っていないという話。自分で作ったんですって。

 なければ自分でつくるというのもおしゃれでプロですね。

 

 サウナに行ったときのことです。

 サウナというのは、サウナ仲間というのが発生するらしく、常連さん達が会話します。二人ともいい年のおじさまで、お腹がぷくーっと出まくっています。

「お腹、へこまさないのかい?」と一人が冗談交じりの挨拶変わりのような感じで聞くと、もう一人はお腹をなでなでさせながら

「なんでへこますのさ。ここまで育てるのに時間もお金もかけてるんだぞ。」

ですって。しゃれてませんか?

 

 修学旅行の引率のお手伝いに行ったときのことです。

 ベテランの担任の先生が、これから自主研修へ向かう子ども達に

「安全に気をつけて行ってくるんだぞ。班長は必ず人数を確認するように。誰か一人でもいなくなったらだめだし、一人増えても駄目だぞ。」

 ですって。

 

 なんかね、おしゃれな発言をする人って、ゆとりみたいのがあるんですよね。クスッと笑えるようなユニークさがあって、全身から温かいオーラみたいなのが出てます。ユニークなんだけど、全然嫌みがない。

「ソウイフヒトニ ワタシハナリタイ。」

 

 おしまい