明日は修業式です。
ということで、子ども達にとっては明後日からは春休み。
それで、春休みの過ごし方というのを教えました。
一般的には、学年の復習とか、規則正しい生活とか、お手伝いをしようとか、家庭学習は続けましょうとか言うのでしょうけれども、私は違うことを子ども達に提案しました。誰にでもできて、しかも簡単ですからお勧めです。
春休みの過ごし方
まず1つ目は、朝起きたらコップの水を一杯飲むことです。
理由は、身体のスイッチが入るからです。
内臓が活動を始めてくれます。
すると、体脂肪を燃焼し始めます。
たった一杯の水を飲むだけです。
また、健康にも良いです。寝ている間、汗をかいていないようでも汗をかいています。そして、人の身体の70%ぐらいは水分です。ほとんどが血ですから、水分量が減ると、血液がドロドロになります。
「ジュースでもいいんですか?」
と聞かれましたので、「ジュースはいつでも駄目です。」と伝え、その理由も教えましたら、「よし、今日からジューズを飲まないぞ!」と張り切っていました。
2つ目は、朝の体操、ストレッチをすることです。
これを実践させるために、朝の会の時間を使って、簡単な体操とストレッチをしました。そして「どうだい? 気持ちいいでしょう?」と聞くと、「うんうん、確かに気持ちいいね!」となりました。
だいたい5分~10分でできます。
それで、身体のスイッチが入って、1日が活動的になれるのです。
朝目覚めたら一杯の水を飲み、軽く体操をするだけ。
それだけで身体のスイッチが入り、活動的になれます。
活動的になれたら何をするかについては言及しません。
春休みですから、自分のやりたいことをやればいいし、家庭の生活まで先生は面倒を見きれないというのが本音です。
実践できることを提案すること
一般的な学年の復習とか家庭学習の継続とかは、実は難しいです。
難しいことをやらそうとしても、できる人はやるし、できない人はやりません。
そして、家庭生活のことは先生には見えません。
それでも、少しでも充実した春休みを過ごしてもらいたいのなら、実践できそうな簡単なことで、しかもその効果が絶大で、さらに生涯にわたって使えるような智慧を授けておくことが賢明であるという想いから伝えてみましたら、
「うん、これぐらいならできそう!」
というナイスな反応が返ってきました。
一番イケナイのは、たとえ立派なことであっても、できないようなことを提案することです。「できない自分は駄目だ」みたいな感じも、できなかった結果として与えてしまうことになりますから。
ホンダの創業者である本田宗一郎さんの名言が名言集に載っていました。
「人生は見たり・聞いたり・試したりの3つの知恵でまとまっているが、多くの人は見たり・聞いたりばかりで、いちばん重要な試したりをほとんどしない。」
今回紹介した2つのことは、ひとつの例ですから、同じでなくてもかまいません。でも、何かできそうなことを提案すると、何もやらないよりは効果があるでしょう。自分だったら何を勧めようかな~と考えるのが一番お勧めです(ただし、自分でもやっていることにしてくださいね)。