Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

続・健康の秘訣 第5回~病気の生まれ方(前編)~

 健康シリーズの続編も第5回となりました。今回の記事は、病気はどのように生まれるのかという原理を説明します。多くの人が健康体であることを願っているでしょうから、役に立つと思います。

 さて、様々な知識を得ている最中の私が、自分の身体を実験台として経験し続けている成果の中からお裾分けしてきているわけですが、今回は実感としてはまだないけれども「なるほど!」と深く納得した内容をお届けします。

 つまり本で得た知識です。本を簡単に要約するとという内容になります。

 実は、本要約チャンネルというユーチューブがありまして、超お勧めなんです。「本要約チャンネル タケミ」で検索すると、健康になるための大切な内容がたくさん紹介されています。活字を読むのが苦手だという人にもお勧めです。

 特に視聴していただきたいのは「パンをやめれば・・・」と「髪が増える・・・」と「腎臓が寿命を・・・」と・・・。まあ、たくさんありますが、とりあえずこの3つは必須です。

 前置きが長くなってしまいましたので、本文はごくごく簡単にいきますね。

 私が学ばせて頂いた本は『50代からの超健康革命』松田麻美子:著です。

 

序文 ガンに至る「病気の7段階レベル」

 多くの人がそうであるように、私もかつては「病気は唐突に襲ってくるもの」という認識でした。ウイルスや細菌が身体に入ることで病気が発症したり、免疫力が弱くなって風邪をひくのだと。特に「癌」は、誰にでも起こりうる恐い病であるという認識でした。

 しかし、本書を読めば、「癌」は突然生まれないということが理解できます。「癌」に至るまでには7つの階段があり、そのどこで気づけるのかという問題なのです。もっと言うのなら、レベル4ぐらいで気づく事ができれば、理論上は癌にはならないということでもあります。

 私が納得したように、読者の皆さんも納得されると思います。

 では順番に説明していきます。・・・本に書いてありますので、本当はその本をそのまま紹介したいのですが、著作権にひっかかりそうなので、私なりに私の言葉で説明しますね。分かりにくい!とか、もっとよく知りたい!という人は、是非本書を購入してみてください。良書です。念のために貼り付けておきます。

 

 

レベル1「細胞の衰弱」

 このレベルで気づける人は、まずいないでしょう。

 細胞が衰弱するのですが、その最大の原因が睡眠不足だからです。

 寝不足で力が出ないよーという状態ですから、まあ、日常的に起こり、たっぷり寝ると回復します。ですから、たいした問題ではありません。が、ここから始まると本書では言っています。

 睡眠が不足することで、老廃物の排出や血液循環が滞り、有害物質が排出される速度が、有害物質を取り入れている速度に追いつかないということです。

 でもね、有害物質をあんまり身体に入れないのなら、多少の睡眠不足は問題ないわけです。睡眠時間をきちんととらないといけないのは、食べ物に不純物がある場合でしょうね。・・・と私は理解しました。

 

レベル2「毒血症」

 このレベルでも気づける人は、まずいません。

 細胞が衰弱し、老廃物が円滑に排出されない結果、排出しきれていない有害物質が血液、リンパ、細胞組織の中で飽和状態になります。この状態を「毒血症」と呼んでいるようですが、要は、排出処理できなかったものが積み重なり、飽和状態になっているということです。

 コップの水が一杯だというイメージでいいと思いますが、そのコップの中に毒素がたっぷりというイメージです。細胞は老化し、突然変異を起こしたり、正しい働きができず死んでいくそうです。

 では、毒とは何かということになります。

 人は、毒だと思っていたら摂らないでしょう。毒ですよという顔をしていないから摂るのです。知らないということが問題ですね。

 私たちの体液は弱アルカリ性だそうで、動物性食品や加工食品が毒なんですって。つまり、みんな大好きな肉は毒素を生み出すということで、さらに加工肉は最悪だということになります。美味しいんですけどね。だから、私も知ったときは絶望しました。「めちゃ食べてたし、大好きなんですけどー。」と。

 

レベル3「刺激」

「あれ、すこし肌が乾燥してるんじゃない?」

「ねえ、ここにかきむしった跡があるわよ。」

「あら、あなたは目の下にクマがあるけど、寝不足なのかしら?」

「ストレスかな~。ねえ、このあと運動したご褒美に甘いものでも食べに行かない?」

 

 このレベルになるとさすがに気づきます。・・・が、気づけません。

 有害な毒素で細胞が刺激を受けまくっているので、様々な症状が出るレベルですから、その症状には気づきます。が、それがレベル3まで進行しているということには気づけません。

「こんなの誰だって普通に起きているたいしたことない現象ですわ。」と、ことの重要性に気づけないし、まさかそれぞれの症状が繋がっているなんて夢にも思いません。

 例えば、ニキビ。肌が脂っこいからニキビができたくらいにしか思わないでしょう。それで、洗顔を熱心にしたりして、局部のことは局部で考えてしまいがちだからです。しかし、レベル1からレベル3は繋がっています。細胞の衰弱→毒血症→刺激と。

 で、どこの症状が出るのかというだけの違いで、原因は全て同じです。

 では、症状を本書から抜粋します。

・かゆみ ・ニキビ ・むかつき ・頭痛 ・軽度の湿疹 ・渇いた喉 ・口臭 ・体臭の悪臭 ・頻尿 ・便秘や下痢 ・尿や便の悪臭 ・体重の増加 ・顔色の悪さ ・目の下のクマ ・過敏症 ・落ち着きのなさ ・ヒステリー ・不安 ・生理痛 ・月経前緊張症 など。

 どうでしょうか。私も経験があるものが多いので、きっと誰もが経験する内容ばかりだと思います。身体の症状は、本人に異常事態です!とサインを届けてくれているのですが、本人はそれに気づこうとせずに、それを受け入れて暮らしています。

「まあ、薬でも飲めばすぐになおるでしょう。」とお気楽です。かつての私もそうだったので、偉そうなことは一切言えませんが・・・。

 

レベル4「炎症」

 このレベルでようやく気づきます。病院のお世話になるレベルです。

 身体は溜まりすぎた毒素を一掃するために、大掃除をはじめます。このレベルでは、身体にトラブル発生に気づく事になります。強制的にですが・・・。

 ・発熱 ・痛み ・不快

 このときに病院へ行くと、どこで「炎症」が起きているのかを教えてくれます。

・副鼻腔炎 ・喉頭炎 ・中耳炎 ・扁桃腺炎 ・大腸炎 ・皮膚炎 のように、語尾に「¥」がついて、¥を支払って「炎」だと教えてもらいます。

 ちなみに、副鼻腔炎と喉頭炎は、いわゆる「風邪」ということになります。

 リンパ節の1つが、解毒作業のために発熱を起こしているのです。

 ところが、ここで多くの人は間違いをおかします。

 それが「薬で治す」という発想です。

 昔から「風邪を治す薬を発明したらノーベル賞」と言われるそうです。つまり、風邪を治す薬など存在しないのです。理由は、先に述べたように、レベル4は身体の浄化作業だからです。つまり全身が炎症だらけで、その炎症がどこから出ようとしているかだけだからです。喉が弱いのなら喉に、腸が弱いのなら腸に出るだけで、全身が毒素まみれで身体は回復したがっているということを理解する必要があります。

 それを解熱するということは、せっかくの発熱効果を薬でなかったことにしようとする営みとなり、治ったような気分にはなれますが、せっかく解毒しようとしたチャンスを逃しただけです。しかも、身体は「薬」という新たな「毒」という重荷も背負います。

 そういう対処ばかりしていると、インフルエンザ、気管支炎、肺炎、盲腸炎、肝臓炎、肝炎など重症のものへと発展するというわけです。

 

 文章がだいぶ長くなってきましたので、レベル5以降の恐ろしい症状については、第6回でしますね。今回は、最後に風邪を引いたときの健康的な対処方について説明して終わりにします。

 

風邪を引いたら・・・

 やるべきことは2つぐらいしかありません。

 1つ目はひたすら寝ること。

 2つ目は水分だけをとり続けること。

 

 身体に任せましょう。身体はそれ自体に大いなる知恵を授かっています。

 発熱すると身体がだるくなり、横になりたくなりますね。それは、活動量を減らして回復にエネルギーを使いたがっているからです。

 食欲がなくなりますね。それは食べ物の消化には多大なエネルギーを使うため、そのエネルギーを回復に向かわせたいからです。食べているものが良質ならまだ良いかもしれませんが、そもそも、風邪を引いたのなら、普段食べているものが怪しいので、再び毒素を増やすことになるでしょう。

 栄養ドリンクも、相当高級なものなら分かりませんが、安いものは駄目でしょうね。もし、何か栄養を取り入れて回復のお手伝いをしたいのなら、しょうが湯とか梅エキスとかでしょうか。ただ、しょうがも梅も自然食の物でなければいけませんが。

 あとは・・・漢方の自然物なら良さそうです。漢方にも色々あるので。

 

 やってはいけないことはけっこうあります。

・薬にたよりきること(自然治癒能力が低下します)。

・栄養だ!といって、食べまくること。

・お酒のアルコールで消毒して治す!みたいな訳の分からない主張。

・咳止め薬で、せっかく身体が出そうとしている毒素を止めること。

・解熱で発熱作業を止めること。

・眠れないからと言って、テレビを見続けること。 等々。

 

 最大のポイントは身体に任せることです。

 テレビなんか観たら、意識が働いて、その意識が身体の働きを邪魔するのです。

 とにかく寝ることです。身体を休めること。できればミネラルウオーターを飲み続けること。水道水ではなくて、栄養価の高い水がベストです。そうして無意識の力に頼るのです。意識なんか絡ませたら駄目ですよ。無意識にこそ力があるのです。

 

 そして、無事に治ったら、今回の風邪は「レベル4だったのだ」と理解し、それまでの生活を見直すことをお勧めします。

 身体の不調のほとんど全てと言っても過言ではない原因は、身体に取り入れたものによります。そしてその最大派閥は「食べ物党」です。空気とか音とかもありますけどね。でも食べ物党が与党です。

 

 最後まで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 今回のお話は第6回へ続きますので、なるほどね~と感じられた人は、是非続きも読んでくださいね。全ての人が健康になれることを願って、お裾分けでした。

 

 あ、ちなみに、加工肉を否定していますから、こういう話は食品業界からは攻撃対象になります。健康の話って、どうしても評判が悪くなるのは、今回のように営業妨害になるという側面があるためです。そういうことも知っておくと理解が深まります。