Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の27年間の実践理論

悪意と多面性

 久しぶりに、本当に久しぶりに記事を書きます。

 久しぶり過ぎて、何をどう書くと良いのか、やや彷徨っていますが、とりあえず久しぶりに発信してみようかな?とパソコンに向かってキーボードを叩いています。

 

悪意と多面性について

 もうしばらくね、テレビを観るのをやめたんです。

 理由は色々とあるのですが、端的に言えばくだらなくなったからです。

 それでも、たまにはつけることもあります。

 最近のトップニュースは何かな?とか、世の中の動向を一応知っておこうかな?とか、世の中の傾向を何となく押さえておこうかな?とか。

 それでまあ、大抵はやっぱりくだらなく感じてしまって、すぐに消します。

 

 今日、テレビをつけたら、バックのひったくり事件の犯人が捕まったという報道がありました。なんでも、声優さんだったらしく、その辺りをピックアップしているんです。これも私にとってはくだらないニュースです。

 だって、ひったくり事件など、山ほどあるはずです。それを少しは名のある声優さんがやったからニュースになっただけ。

 事件は、ひったくりです。

 本当は、そこしか重要じゃないのに、誰がやったかによって取り上げ方が違うなんて、オカシイのです。

 

 ニュース報道では、警察署から出てくるその人を次のように紹介してました。

「けだるそうに出てくる茶髪の男」と。

 これは一体何だ?と耳を疑いました。

「けだるそうに」は主観であり、「茶髪」はただの髪の色です。男性ではなく男と言う言い方に悪意しか感じないのです。それを聞いた人は、ひったくり犯を殺人犯か何かのような極悪人に感じる事でしょうね。

 もちろん、ひったくりはいけません。でも、全国ネットで重罪犯のように扱うほどの罪を犯したとも思えないのです。

 

 人は多面的です。ひったくりはいけなくても、そこに至るまでの経緯はあるでしょう。ひったくりをしたという側面だけで、その人全てを物語ることなどできません。さらに、その人がどうであろうが、私には関係ありません。

 

 私がテレビを見なくなったのは、報道に徹底的に叩こうとする悪意が多いこと。人の多面性を否定していることも理由としてあるのです。

 まあ、そういう報道をしてしまうのも一側面に過ぎず、そうせざるを得ない理由があるとは思いますよ。でも、報道の力は強いので、強い立場の人はよくよく考えて発信してほしいというのが私の主張になります。

 

 久しぶりの記事なので、今日はこれでおしまいです。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「今日の話はどうだった?」

「ええ、まあ、そうなのね。」