Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の21年間の実践理論

「教師の学び~実践を通して考える~」

20年間、現場で学ばさせて頂いたことに感謝の気持ちを込めて、お裾分けします。

新型コロナで夏休み短縮について考える

8月6日(木)が終わろうとしています。 北海道の多くの地域では、夏休みが短縮され、今週いっぱいまで通常授業が行われているところが多いようです(私の勤務する地域は、8月1日から夏休みで、冬休みも削るようです)。 新型コロナ対策によって、学校閉鎖に…

初任時代の学び 第6回【理想を追い求める教師でありたい】

初任時代の私は、日々の業務と思うにままならない学級の状態にもがきながらも、必ず一人前の教師になるのだと、まさに悪戦苦闘していました。若かりしある日、職場の飲み会で国語が専門のベテランの先生(当時はおそらく40代後半だったかな?)とお話をさせ…

現代教育に失われたもの

現代教育は、昔の寺小屋と比較しても仕方ありませんが、想像を絶する進歩を遂げています。『カムイ伝』という江戸時代の全てを描いた漫画の中では、農村地帯で字が読める若者は天才でした。みんな字が読めなかったのです。 戦後日本教育は、便利で快適で豊か…

心配しないのが愛 第1回【心配は不安から生まれる心】

(2019.10.27の記事をリライト) 相手のことを心配することが愛情だと思っている人がたくさんいますが、心配された人はなんだか申し訳ないような気持ちになることもあります。また、「心配したくない」と言いながら、何かをずっと心配している人もいます。 …

教育現場は臆病になりすぎて未来への投資をしなくなっている

小学校教諭は、新卒であろうが、中堅であろうが、ベテランであろうが、みんな担任をしていた時代がありました。担任以外の道は、管理職か休職か退職か転職であって、つまりは担任を受け持つ以外に道はなかったのです。 ところが、専科教諭とか加配教諭とか特…

教師力を伸ばす3つの方法

教師になったのなら、子ども達を健やかに育てたいと願うでしょう。 でも、力なくして子ども達に力を与えることなどできません。 授業力や学級経営力などは、総じて言えば教師力ということになり、教師力は人間力へと繋がっていきます。 事細かな授業実践や学…

新型コロナでも卒業式

前例のない卒業式 もう、随分前のことのように感じますが、3月下旬、6年生だけの短縮卒業式を行いました。保護者の入場はなく、在校生からのお祝いメッセージもなく、わずか15分間の卒業式でした。本校では、せめてビデオ撮影をして、保護者にプレゼント…

命の授業

3月9日の朝日新聞の13面(教育欄)に、元小学校教諭の金森俊朗さん死去(73歳)の記事が載っていました。 今から15年も前の話になりますが、私が高学年の担任をしていた時、ある保護者の方から「先生、このDVD、とってもいいから観てみてください。」と渡…

新型コロナウイルスの影響を考える

学校閉鎖が春休みまで決定しました。 世の中は「大変だ 大変だ」と、世の中というか、メディアは騒いでいます。 そういう面もあるということを否定はしませんが、そういう面だけではないだろうなあというのが私の実感です。つまり、メディアの騒ぎ方と現実の…

愛のある叱りなら叱られたい

1年生の特別支援の男の子が、とにかくやたらとふらふら立ち歩き、お友達にちょっかいをかけたり、奇声を出してみたり、わがままし放題です。担任教師が止めると、感情を暴走させて、ふてくされて、動かなくなるということもあります。 体育の授業では、これ…

教師という職業

教師という職業は、もし、ただ生活のためとか、お金のためと割り切るのなら、これほど難しい職業はないでしょう。 今の私が考える限り、教師という仕事には、他の仕事にはない大きな特徴があります。それは「人の成長を願う」ということと「対象が子ども達」…

それでいいんだけど、本当にそれでいいの?

6年生の男の子に、とても太った子がいます。私は別にその子の担任をしているわけではないので、関係ないのですが、担任から「いつも車で送り迎えをしてもらっているから、歩けばいいのに」という話を聞いていました。 先日、担任が不在でしたので、給食時間…

リーダーの資質

力強いタイトルをつけてみましたが、話の内容はその逆です。 学校で実践交流会がありました。 実践交流会というのは、1年間の研修の成果を授業を通してお披露目する会です。表向きは授業を見て学び合いましょうということになっています。 その実践交流会に…

初任時代の学び 第5回【仁義ある者でありたい】

初任3年目の春、新しい学校長が赴任されてきました。その当時、私は持ち上がりの6年生の担任です。だいぶ自信めいたものもつきはじめ、さらなる向上を目指す血気盛んな若者でした。 各種研究会への積極的参加、専門書の読みあさり、ベテラン先生達への質問…

初任時代の学び④-3 「たわむれ言いたい放題」

学級通信一考 (後編) さて、本校の現状はいかがであろうか。数年前まではそれほど見かけることもなかったが、今は4~5クラスを除いた多くの学級通信が頻繁に机上に乗せられてくる。他校も同様なのかとつい考えてしまう。特に昨年度からは、家庭だけでな…

初任時代の学び④-2 「たわむれ言いたい放題」

初任時代に林先生にいただいた手紙を読み返してみました。 A4用紙12枚にも及ぶ大作で、主に教師が心得ておくべき日常的な指導について書かれています。改めて読み返してみると、教育の不易の部分として大切なことだらけで、今の学校現場が忘れてしまってい…

初任時代の学び 第4回【意志を受け継ぐ者でありたい】

初任の頃にお世話になった学校には、魅力的な先生がたくさんいました。私が未熟だったからそう見えたというわけではありません。今考えても魅力的だったということを確信しています。 退職間際の林先生という方がいました。担任を持たず、主にサポーターとし…

「偽物」には2種類ある

世の中は、偽物の評価を低くつける傾向があります。 偽物のことを「まがいもの」ということもあります。 私は便宜上、「偽物」と「まがいもの」を区別して使用しています。 便宜上なので、本当の意味は、ちょっと調べてみないと・・・。 コピーはオリジナル…

初任時代の学び 第3回【出過ぎる杭でありたい】

初任の3年間は、本当にたくさんの先輩教員たちにめぐまれました。そして、自分なりに多くのことを学ぶ機会を頂きました。ああいう先生になりたい、この先生に追いつきたいなどなど、憧れも持ちましたし、なにより子ども達に良い影響を与えられる教師であり…

初任時代の学び 第2回【導く者でありたい】

初任1年目、私は2年生の担任をしていました。そして、おおいに頭を悩ませていました。学級が落ち着かないのはもちろんですが、それよりも授業です。毎日あるのです。・・・当たり前ですが。 授業準備なんてできっこないくらいに日々の業務に追われ、帰宅時…

初任時代の学び 第1回【守る者でありたい】

教師になって1年目から、サッカー少年団を持たせてもらいました。総勢50人規模の大きな少年団です。体育の先生が私を含めて5人もいる小学校で、もともと先輩教員が2人もサッカー少年団にいたのです。当然、とても強かったです。 私はコーチの1人として…

教育界の間違えている方向性について

教育界は、教育現場と教育行政があります。 「教育現場」は、学校そのものなので、分かりやすいと思います。 「教育行政」とは、教育委員会と教育局です。 教育委員会は、各市町村にあります。 教育局は、それぞれの区切られた地域に1つです。 教育委員会と…

心配しないのが愛 第2回【愛か不安かは動機による】

(2019.10.28の記事をリライト)私は人の心配などしません。そう言うと「冷たい」みたいな反応がありますが、 私は「心配しないというのは温かいのだよ」と反論します。ところが、この説明がなかなか評判が悪いのです。評判が悪いというか理解されないのです…

子どもに教えられたこと ~気持ちが大切だってこと~

(2020.6.05 加筆・修正) 親子は子どもによって親になれるように、教師もまた子どもによって教師になれます。「教師は子どもから学ぶ」とは良く耳にする言葉ですが、多くの場合のそれは、子どもたちの反応から学ぶということです。しかし、直接教えられると…

愛のある責任の取らせ方  ~修学旅行での出来事~

自分でやったことは、自分で処理するまでサポートするのが愛情 修学旅行の1日目のイベントが終了し、ホテルに入りました。 夕食、お風呂を終え、子ども達が大好きな自由時間です。 もう、何度も修学旅行の引率をした経験から言うと、この自由時間を子ども達…